月: 2024年4月

  • GPUなしでもできる「A1111」広告ビジュアル制作(1) – プロ向け画像生成AIはじめの一歩

    GPUなしでもできる「A1111」広告ビジュアル制作(1) – プロ向け画像生成AIはじめの一歩

    新年度になり、ポスターなどの掲示物やバナー広告が新たに必要になってくることはありませんか?

    3月に書籍「画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド」を出版したAICU media 編集部ですが、映像業界や広告クリエイティブ方面の読者の方から「漫画やイラストレーション以外の画像も作りたい!」というフィードバックをいただきました。

    そこでこの記事では、AICUクリエイティブ・ディレクターの 知山ことね が中心に、前後編全2回にわたってこれまでのデジタルイラストレーションではなく、広告写真や映像業界、ミュージックビデオなどに使えるアーティスティックな写真、キービジュアルや背景を AI で生成し、文字やロゴを付け足してポスターや広告を制作する手法を画像生成 AI を触ったことがない方に向けて解説します。

    女性AIクリエイターならではの感性にも注目です!

    GPUなしでもできる「A1111」広告ビジュアル制作

    第1回目では画像生成AIをブラウザで利用する「AUTOMATIC1111 WebUI」(以下「A1111」)の起動、操作方法の解説、第2回目ではよりよい画像を生成するプロンプトのコツや画像の編集を学んでいきます。最終的にはこのようなキービジュアルが作れるようになります!

    こちらを最終的な広告クリエイティブに使うことはありませんが、実際のモデル事務所さんに依頼したり、クライアントさんとの打ち合わせに使う「カンプ(comprehensive layout)」としては十分なクオリティと考えます。

    今回はAICUがオリジナルで提供するGPU 搭載 PC が無くてもできるプロセスを紹介していきますので、ぜひハンズオンで一緒に生成してみてください!

    AUTOMATIC1111とは

    AUTOMATIC1111(以下A1111) とは、Stability AI 社が開発している画像生成AI「Stable Diffusion」を Web ブラウザで操作するために開発された Web UI です。オープンソースで開発されており、GiHub で公開されているプログラムを実行することで誰でも無償で利用することができます。

    A1111 はローカルでも実行できますが、Google Colaboratory (以下Colab) で使用できるスクリプトがいくつか開発、公開されています。無料のColabでは動作の保証がされていませんが、月1,179円(2024年4月現在)の Colab Proを使うことで Stable Diffusion を超高速な環境で使用することができます。

    Google Colaboratory Pro を使用する https://colab.research.google.com/signup/pricing?hl=ja

    今回は TheLastBen さんが開発したスクリプトをもとに AICU が開発したこちらのスクリプトを紹介、使用していきます。これは広告用画像を生成するために実写系の画像を生成するモデルを自動でインストールするように作られており、実行するだけですぐに写真のような画像が生成できるようになっています。

    A1111を起動しよう

    まずは Colab で A111 を起動しましょう。先ほどのAICU のスクリプトへのリンクをクリックしてください。すると AICU の GitHub が開きます。

    すると「Preview」画面の左に、「Open in Colab」のボタンが表示されます。ここをクリックすると、Colab でこのノートブックが開きます。

    Colab の画面に移れたら、「ドライブにコピー」をクリックして自分の Google Drive にノートブックをコピーしましょう。実行結果を残すために、自分のドライブに保存した方のノートブックを使用します。

    次にランタイムに接続し、実行していきます。

    「Connect Google Drive」から「Start Stable-Diffusion」までのセルの左上の矢印を上から順番にクリックし、セルを実行していきます(ControlNet は実行しなくてよい)。

    実行すると、Google アカウントへのアクセス許可を求めるウインドウが表示されるので、確認して接続を許可します。

    実行が全て終わると、最後のセル「Start Stable-Diffusion」の実行結果に URL が表示されます。

    これをクリックすると、A1111 の Web UI が開きます。これで起動は終了です。

    画像を生成しよう

    早速画像を生成してみましょう。今回インストールされている画像生成モデル(=画像生成AIにおける脳に当たる巨大なcheckpointファイル)は「yayoi_mix」という こたじろうさん(@AiCreatorS1881)さん開発のモデルで、Stable Diffusion1.5系の日本風の顔立ちの女性を生成するのが得意なモデルになっています(ライセンスはこちら)。

    「Stable Diffusion checkpoint」に「yayoi_mix_v25-fp16.safetensors」が表示されていることを確認したら、プロンプトで画像を生成していきます。Web UI 上部の「Prompt」欄に、生成してほしいものを英単語、英文で入力します。

    まずは、女性を1人生成してみましょう。

    「Prompt」に「1girl」と入力し、画面右のオレンジ色のボタン「Generate」をクリックします。

    右下に画像が生成されました!

    生成した画像は画像右上のダウンロードアイコンで PC にダウンロードできるほか、ドライブにも自動で保存されています。

    PC に保存する場合はこのアイコンをクリックします。

    ドライブの場合は、マイドライブの sd > stable-diffusion-webui > output > txt2img > 日付 のフォルダに格納されています。Colab 上の画面でも確認ができます。

    画面右のフォルダアイコンをクリックしてドライブのファイルを確認できます。画像ファイルはダブルクリックで表示できます。

    A1111 の各種設定を確認しよう

    基本的な画像の生成方法がわかったので、次は画像サイズ等の基本的な設定を確認していきましょう。主な機能は「Generation」タブにあります。

    初心者が覚えておきたい機能は以下の通りです。

    ・Negative Prompt

    プロンプトの逆で、生成したくないものを入力します。

    ・Width, Height 

    生成する画像の縦横サイズを設定します。単位は pixel です。

    ・Batch count

    1 度に生成する画像の枚数を設定します。最大 100 枚まで指定できます。

    ・Batch size

    並行して生成する画像の枚数を指定します。クラウド GPU を利用するなど大容量の VRAM を使えるとき以外は基本的に 1 枚を指定します。

    この他にも A1111 にはたくさんのオプションやできることがあるので、もっと深く学んでみたいという方は、2024年3月に発売開始している書籍「画像生成 AI Stable Diffusion スタートガイド」を参考にしてみてください!

    第3章の103-105ページ近辺で髪型やポーズなどもしっかり紹介しています。もちろんWebを検索すると様々なテクニックも出てくるので調べてみると良いと思います。けっこう英語の勉強になります。

    プロンプトを工夫し、広告のような画像を生成しよう

    それでは、実際に広告として使用できるようなハイクオリティな画像を生成していきましょう。画像のクオリティを上げる上で重要なのは、画像サイズとプロンプトです。順番に見ていきましょう。

    画像サイズのコツ

    Stable Diffusion(今回使用しているのは Stable Diffusion 1.5)は、512×512px の画像を学習しています。そのため512pxを基準とした画像サイズを設定することで、最も質の良い画像を生成することができます。

    画像の縦、横が極端に長いと画像に写る人物が増えたり、崩れたりといったことが起きやすくなります。

    例)720px×512px で生成した画像と1024px×512pxで生成した画像

    プロンプトのコツ

    プロンプトには「クオリティプロンプト」と呼ばれるプロンプトを入力すると、高品質な画像を生成することができるようになります。これは「high quality」「mastarpiece」といったハイクオリティであることを表す単語を指定することで、AI が一定の美学に基づき高品質であると判断した画像の要素を引き出して画像を生成することを可能にする考え方です。

    モデルの種類や好みにより様々な書き方があり、またこれと定まった書き方もありませんが、基本的にはプロンプトに「masterpiece, best quality, high quality, ultra detailed」など、ネガティブプロンプトに「worst quality, low quality, bad anatomy, bad hands」などを入力することが一般的です。

    では、クオリティプロンプトの有無でどのぐらい画像の質が変化するのか確かめてみましょう。seed という画像のランダムさを制御する乱数を固定し、プロンプトを変えて生成してみます。

    プロンプト「1girl」

    プロンプト「masterpiece, best quality, high quality, ultra detailed,1girl」

    ネガティブプロンプト「worst quality, low quality, bad anatomy, bad hands」

    女の子がはっきりと生成されて光の雰囲気もわかりやすくなり、高品質な画像になったことがわかります。

    前半のまとめ

    「広告制作チュートリアルで学ぶ!画像生成AIはじめの一歩」前半では、A1111 を Colab で立ち上げて画像を生成する方法と、クオリティプロンプトと画像サイズを調整しハイクオリティな画像を生成する方法を学びました。

    次回後半では、広告として機能する画像を生成する方法や編集、モデルや LoRA を変更しもっと柔軟に画像を生成する方法について解説します。

    前半+後半の内容に加え、もっと詳しい解説や画像生成の重要なポイントが学べる書籍の試し読みはこちらから→https://j.aicu.ai/SBXL

    img2imgの解説記事はこちら
    ControlNetの解説記事はこちら

    最新情報はAICU Inc. のX(Twitter)@AICUai をご参照ください。次回をお楽しみに

    映像・広告クリエイティブ業界の公式認定講習会・教育関係者向けの団体講習会のお問い合わせはこちらから

    https://corp.aicu.ai/workshop

  • AICU media 4月のカバーアートが決定しました!

    AICU media 4月のカバーアートが決定しました!

    note で展開している AICU media では、今年度からクリエイターページのトップに掲載されるカバーアートを募集する企画を開始しました!

    毎月の AICU mediaのカバーを飾っていただける
    カバーアートをメンバーシップ会員より募集します!

    こちらの一番上にある画像です https://note.com/aicu

    【仕様】
    ・AICUのマスコットキャラクター「Kotoちゃん」が描かれていること
     (召喚できそうなプロンプトは掲示板で訊いてください~)
    ・「AICU media」の文字が入っているとうれしいです
    ・季節感があること(12ヶ月分をまとめてカレンダーを作ります!)
    ・Photoshop等での加工もOK
    ・1920 × 1006 px

    詳細は noteのフォーマットをご参照ください

    ・投稿先はこちらの掲示板の返信にて
    一言メッセージなどもいただけると幸いです
    ・締切は毎月末日になります(4月分の締切は3月31日 23:59です!)

    ★採用作品には薄謝(Amazonギフト券5000円など季節のギフト)をお送りいたします!受領方法のご連絡はTwitterDMもしくはDiscordコミュニティにて

    note のメンバーシップに加入していただいた読者の皆様からカバーアートを募り、AICU 編集部がぜひこれをメディアの顔にしたい!と思った作品を1か月間掲載させていただく、という企画になっています。

    採用となった方には 5000 円相当の謝礼もご用意しております!

    4月のカバーアートは…?

    早速今月のカバーアートの発表です!

    4月 AICU media の顔として採用になったのは、はねごろう(hane56)さんの作品です!

    満開の桜と風になびく koto ちゃんの髪と花吹雪、華やかな振袖と儚い雰囲気が春の浮足立った雰囲気を演出していますね。

    「AICU media」の文字が腕に乗っているのもユニークで面白いです!

    早速掲載させていただきました。

    ご応募くださった皆様、ありがとうございました。

    採用されたカバーアートは来年度のカレンダーになる予定です。これからの応募作品にも期待が高まりますね!

    5月のカバーアートも募集中!

    AICU media では、4月に引き続き5月のカバーアートも募集しています。

    画像生成で作品を作ることが好きな方、興味があってやってみようかな…と思っている方、また #SD黄色本 を読んで「なにか応募してみたい!」と思った方など、どなたでも大歓迎です。ぜひご応募ください!

    応募用掲示板はこちら

    メンバーシップの加入はこちら

    「画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド」通称「SD黄色本」はこちら

  • 最先端の画像生成AIを深掘りする教科書決定版『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』3月29日発売 #SD黄色本

    最先端の画像生成AIを深掘りする教科書決定版『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』3月29日発売 #SD黄色本

    Stability AI 公式パートナーによるAI時代のクリエイターのための教科書。東京AI祭での特別イベントも。Amazonでの購入は https://j.aicu.ai/SBXL

    Amazonでの購入は https://j.aicu.ai/SBXL

    『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』白井暁彦& AICU media編集部 著。AIメイキング解説 フィナス/らけしで

    「つくる人をつくる」デジタルクリエーションの最前線をいく、デジタルハリウッド大学発の米国スタートアップ「AICU Inc.」は、この度、画像生成AIの革新的技術「Stable Diffusion」を徹底解説した教科書『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』をリリースしました。2024年3月29日にSBクリエイティブより刊行される本書は、AIによる画像生成技術に関心を持つすべての人々に、基礎から応用までを段階的に学べる一冊として開発されました。

    書籍のハイライト:

    AICU Inc.紹介: 「つくる人をつくる」をビジョンに、生成AIクリエイティブの最新の話題やテクニックを楽しい雰囲気の日々のブログで紹介する「AICU media編集部」により執筆。Webデザインや映像、ゲーム、メタバース、VTuber、キャラクターイラストレーションなどに多様に活躍する30年の経験を持つ著者(白井暁彦博士/しらいはかせ)が中心に、教育の現場や、豊富な知見と実績を背景に、未来のクリエイター育成に貢献します。

    技術の解説: 話題の画像生成AI「Stable Diffusion」「Stable Diffusion XL」とオープンソースツール「AUTOMATIC1111」を中心に、画像生成AIの基本からプロフェッショナルな絵作りのための応用テクニック、最新のテクノロジー解説を網羅。

    イラストレーションが好きな人にこそ読んで欲しい: 美しく、楽しい誌面と優しい言葉での解説。スマホで使えるniji・journeyや、最新の簡単インストーラー「Stability Matrix」、プロのイラストレーターの作例、解説、プロンプトのテクニックや背景で動いている技術の仕組み、image2image、ControlNet、LoRAでオリジナルキャラをAIに覚えさせるだけでなく、自分の子供時代の画像を学習させて不可能なコラボレーションを実現する方法など、技術系だけでなく、今後の生成AI時代に大きな進化が期待されるイラストレーターや漫画制作、映像スタジオといった幅広い用途に応用できる技術を丁寧に解説しています。

    実践的学習: GPUや高度なプログラミング知識がなくても、Google Colaboratoryを使って手軽に実践できる内容を収録。学生のアクティブラーニング、集団で学ぶワークショップ、コンピュータサイエンスやコンピュータグラフィックスの研究に入って行くための基盤的な知識や、ニューラルネットワークに関する基礎知識、専門用語などを丁寧に解説。

    クリエイター視点での法律・ライセンス・倫理: 画像生成AIを用いる際の著作権や倫理面での注意点を解説。法律の解釈だけでなく、プロのクリエイターとして安全かつ責任ある使用における注意点やライセンス解説を随所に盛り込んでいます。

    最新情報: 2024年3月時点での最新情報に基づき、動画生成やデジタルイラストレーションの専門技術を長期にわたって理解できる歴史俯瞰や用語解説が満載。

    オープンソースとコミュニティによるアップデート: 書籍だけじゃ終わらない、GitHubやGoogle Colab によるオンラインでの最新ソースへのアクセス、AICU mediaによる楽しい画像生成コミュニティでのサポートやワークショップなどのイベント情報、お仕事情報など、長く、クリエイターとして成長していけるためのパスポートになっています。

    本書の目的と読者層:

    『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』は、幅広い読者を想定し、中高生、美術・芸術・イラストレーションの学生、クリエイター、そしてAI技術に興味を持つ一般読者まで、幅広い層に向けています。本書を通じて、今後30年のクリエイティブ産業をリードする知識とスキルを身につけることができます。プロフェッショナルだけでなく、趣味で美しい絵を生成したい方や、ビジネスシーンでのプレゼンテーション資料作成に利用したい方にも最適なガイドブックです。

    「画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド」出版社情報より:

    定価:2,640円(本体2,400円+10%税)
    発売日:2024年3月29日(金)
    ISBN:978-4-8156-2456-9 サイズ:B5判 ページ数:224
    著者:白井 暁彦、AICU media

    画像生成AIの1つであるStable Diffusionを導入・体験するための入門書です。
    プログラミングが分からない、ネットの情報を見てもうまく使えなかった、そんな悩みを抱えている人でもAIを使った画像生成体験ができるようにしっかりサポートします。

    本書籍では以下の環境で解説します。
    ・Google Colab Pro環境
    ・Windows10/11 NVIDIA GPU環境
    ・MacOS Apple silicon 環境

    本書籍では以下の内容を取り扱います。
    ・拡散モデルによる画像生成の原理
    ・Stable Diffusionを使用するためのWebUI環境構築
    ・テキスト/画像を元に画像を生成する(txt2img/img2img/ControlNet)
    ・Google Colab 上で追加学習を行う(LoRAの作成)

    本書ではソフトウェアの使い方解説だけではなく、自分で設定できるセッティングやパラメータが画像生成にどのように関わっているのかについても解説しているため、AI技術について知識を深めたい人にとってもおすすめです。
    また、既にAIを活用している方にもご満足いただけるように、よりAI画像制作を極めるヒントとなるようなStable Diffusionを含むAI画像生成を利用した作例のメイキング方法やプロンプト構成/生成パラメーターなどの情報を公開・解説しています。ハンズオン形式で最後まで取り組むことで、画像生成AIへの理解をより深めることができる1冊となっています。

    全ての目次とコラムを紹介します!

    Chapter 1 画像生成AI について知ろう

    1-1 AI で画像を生成してみよう
    1-2 画像生成AI の誕生と変遷
    1-3 2024 年での「AI の定義」を考えてみよう
    1-4 ニューラルネットワークについて知っておこう
    1-5 拡散モデルによる画像生成の原理を知っておこう

    Chapter 2 環境構築をしてはじめよう

    2-1 Stable Diffusion を使う環境を用意しよう
    2-2 Google Colab での環境構築
    2-3 Stability Matrix をローカル環境で構築する
    2-4 簡単な言葉で画像を生成する
    2-5 モデルをダウンロードする
    2-6 VAE をダウンロードする

    Chapter 3 プロンプトから画像を生成してみよう

    3-1 プロンプトで意のままの画像を作り出す
    3-2 ネガティブプロンプトを構築する
    3-3 思い通りの画像を生成する
    3-4 画像の解像度を上げよう
    3-5 様々なパラメータを調整しよう
    3-6 様々なプロンプトを試してみよう

    Chapter 4 画像を使って画像を生成してみよう

    4-1 img2img でできることを知ろう
    4-2 Sketch を使って画像を生成しよう
    4-3 Inpaint で画像を編集してみよう
    4-4 Inpaint を応用して画像を修正する
    4-5 Outpainting で画像を拡張する
    4-6 img2img で画像の解像度を上げる
    4-7 拡張機能でアップスケーリングをしてみよう

    Chapter 5 ControlNet を使ってみよう

    5-1 ControlNet について知っておこう
    5-2 ControlNet をダウンロード・準備する
    5-3 ControlNet を使って画像を生成する
    5-4 プリプロセッサの働きを理解しよう

    Chapter 6 LoRA を作って使ってみよう

    6-1 追加学習でできることを知ろう
    6-2 LoRA を使用して画像を生成しよう
    6-3 自分の画風LoRA をつくる
    6-4 様々な種類のLoRA をつくってみよう
    6-5 学習内容を出力させてみよう

    Chapter 7 画像生成AI をもっと活用しよう

    Interview Guest フィナス
    Interview Guest らけしで
    画像生成AI の活用と注意点
    AUTOMATIC1111/WebUI おすすめ拡張機能
    関連用語

    充実したコラム!

    ページ番号とともに紹介します

    使用するGoogle アカウントに注意しよう 14
    変わりゆく社会とAI の関係性 25
    利用しているプログラムについて 43
    Google Colab のエラーに対応しよう 45
    Google Colab の計算資源を有効に管理しよう 47
    パッケージ選択ではエスケープしないように注意しよう 57
    画像の保存場所を変更しよう 62
    コミュニティで質問してみる 63
    StableDiffusion シリーズとは 65
    CLIP のゼロショット転移性 78
    embedding とは 82
    デフォルメキャラ風の画像を生成してみよう 106
    色の変化を抑える設定をしておこう 111
    下書きから画像を生成してみよう 114
    Mask blur を調整して自然に見せる 118
    拡張機能とは 124
    オープンソースライセンスの確認 131
    複数のControlNet を使用する 141
    Openpose をもっと使いこなそう 144
    これからのLoRA の活用方法 149
    LoRA の学習データで気を付けるべきこと 154
    手元に保管しているモデルファイルをLoRA 学習に使う 158
    写真や写実的な画像を学習させる場合 161
    学習の全体像を把握しよう 167

    主著者紹介:
    白井暁彦(Akihiko Shirai, PhD /しらいはかせ )(X アカウント:@o_ob)

    エンタメ・メタバース技術の研究開発に関わる研究者、ホワイトハッカー作家、米国スタートアップ「AICU Inc.」「Hidden Pixel Technology Inc.」のCEO。東京工芸大学写真工学科卒、同画像工学専攻修了。キヤノン株式会社とグループの研究所より生まれた英国・Criterion Software にて世界初の産業用ゲームエンジン「RenderWare」の普及開発に参加、その後、東京工業大学知能システム科学専攻に復学。博士学位後、NHK エンジニアリングサービス・次世代コンテント研究室、フランスに渡りENSAM 客員研究員、国際公募展Laval Virtual ReVolution の立ち上げ、日本科学未来館科学コミュニケーター神奈川工科大学情報メディア学科准教授を経て、2018 年よりデジタルハリウッド大学 大学院客員教授 およびグリー株式会社GREE VR Studio Laboratory Director。スマートフォン向けメタバース「REALITY」を開発・運用するREALITY 株式会社の立ち上げを通して、Virtual YouTuber などXR ライブエンタメ技術のR&D、国際発信など、メタバースエンタテイメントの未来開発や知財創出を中心に、自らエンタテイメントのライブプレイヤーとして世界に向けた開発・発信活動方法論化しながら世界中のエンタテインメント技術業界に数百人の規模でクリエイターを育成している。2023 年よりデジタルハリウッド大学発米国スタートアップ企業「AICU Inc.」CEO。生成AI 時代に「つくる人をつくる」をビジョンに英語、日本語、フランス語、プログラミング言語などでオープンな作家活動を続けている。日本バーチャルリアリティ学会IVRC 実行委員会委員。芸術科学会副会長。著書に『WiiRemote プログラミング』(オーム社)、『白井博士の未来のゲームデザイン – エンターテインメントシステムの科学-』(ワークスコーポレーション)、『AI とコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion』(インプレスR&D)他。

    アシスタントクリエイター 知山ことね(X アカウント:@ChiyamaKotone)

    デジタルイラストレーション、テクニカルライター、チャットボット開発、Web メディア開発を担当するAICU Inc. 所属のクリエイター。AICU Inc. のAI 社員「koto」キャラクターデザインを担当している。小学校時代に自由帳に執筆していた手描きの雑誌「ザ・コトネ」「ことまがfriends」のLoRA が話題に。技術書典15「自分のLoRAを愛でる本」他。

    AICU Inc. について:Xアカウント@AICUai https://corp.aicu.ai/ja    info@aicu.ai

    「生成AI時代につくる人をつくる」をビジョンに活動する2023年に設立された米国シリコンバレーを本拠地にするデジタルハリウッド大学発のスタートアップ企業です。LINEアカウント「全力肯定彼氏くん」「AI確定申告さん」、Webに住むAIアイドル「AICuty」、クリエイティブAIレポーター「Koto」など楽しみのあるAI体験を開発する「AIDX Lab」、わかるAIを楽しく届ける AI総合メディア「AICU media」、AI人材教育コンテンツ開発、障害者向けワークショップ開発、AIキャラクター開発運用、某有名企業の新技術プロトタイプコンテンツ開発など「クリエイティブAI」ならではのコンテンツ技術開発・体験開発を世界的な企業に展開している価値開発企業。画像生成AI「Stable Diffusion」を開発公開した Stability AI 公式パートナーであり、Google for Startups認定スタートアップでもあります。1994年に杉山知之が創立したデジタルハリウッド大学(愛称「デジハリ」)はCGやデジタルクリエーションを専門に学ぶ学校ですが、開学のころからずっと変わらず伝えていることは『すべてをエンタテインメントにせよ!』 。エンタテイメント技術の研究開発で30年の経験を持つCEO白井暁彦とAI社員、少数精鋭の人間味あふれる多様なスタッフや協力クリエイターとともに、すべてをエンタテインメントにするまで追求する文化が AICUにも息づいています。

    AICU media 編集部   https://note.com/aicu media@aicu.ai

    「わかるAIを楽しく届ける」総合AI情報メディア。AIレポーター「Koto」がクリエイティブAIを中心に24時間365日最新情報をお届けしています。 活動メディアはnote、 X(Twitter)、 動画メディア、各種商用サイトへの記事提供、同人誌・商業書籍・電子書籍など書籍企画との開発、子ども向けからお年寄り向けまで「つくる人をつくる」をビジョンに幅広いワークショップやイベントを開発しています。AI先進企業の新サービスの普及展開のお手伝い、AI活用したい企業の技術検証や社内展開、学校・スクール等のコンテンツ開発についても案件をお待ちしております。

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