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  • 【国際AI映像制作コンペ】Project Odyssey 第1回アワード受賞作品発表!日本からの受賞者も

    2024年6月17日から開催されていた、次世代を担うAI映像クリエイターの国際AI映像制作コンペ「Project Odyssey」のシーズン1がついに閉幕!

    https://ja.aicu.ai/projectodyssey-released/

    世界中から集まった1,300を超える応募という作品の中から、栄えある受賞作品が決定しました。

    受賞作品紹介

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    https://www.projectodyssey.ai/awards

    3Dアニメーション部門、ミュージックビデオ部門、ナラティブ部門など、いずれの部門も甲乙つけがたいハイレベルな戦いが繰り広げられました。受賞作品はもちろんのこと、ノミネート作品からも、AI技術がもたらす映像表現の進化を感じ取ることができます。

    3D Animations “An Interstellar Journey of Discovery” By nftnik

    https://civitai.com/images/20187130

    Music Videos “Get TO YOU” By RayRaytheDivine

    https://civitai.com/images/19755839

    Narratives RŌHKI – EPISODE 1 TRAILER By ROHKI

    Open Format “The Mermaid’s Truth” by Ponz15

    https://civitai.com/images/19280116

    Behind-The-Scenes “Get to you” By RayRaytheDivine

    https://civitai.com/images/19855657

    「The Mermaid’s Truth」が[オープンフォーマット部門]最優秀賞に輝く!

    現実と見紛うばかりの巨大な人魚の骨格が日本の街に打ち上げられた衝撃映像「The Mermaid’s Truth」。Ponz15氏の手によって生み出されたこの作品は、その圧倒的な映像美とリアリティで「創造上の生物の発見」という「よく考えたら誰でもわかるフェイクニュースをAIで想像する」という社会風刺を巧みに表現し、審査員一同を唸らせました。

    作者は AICUコラボクリエイターの ぽんずさん (@ponzponz15)!!

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    <受賞者インタビュー>

    編集部:「人魚の真実」、オープンフォーマット部門・最優秀賞受賞、おめでとうございます!

    ぽんず:はい!ありがとうございます!1,300を超える応募作品の中から、この度、OpenFormat部門で優秀賞、そして佳作を頂戴することができました。映像制作は未経験で、動画編集すらしたことがない私でしたが、AIとの出会いが全く新しい世界への扉を開いてくれました。また、AICUメディアさんの多大なるサポートにも心より感謝いたします。AIによって誰もが新たな可能性を見出せるこの時代の素晴らしさを胸に、これからもクリエイターとして精進してまいります。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

    佳作となった「アルパカオニギリ」

    https://corp.aicu.ai/ja/alpaca-making

    その他部門でも、AIの可能性を感じさせる力作が続々!

    Company Awards 企業賞

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    By midjourney_man
    “Best Dreamscape”

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    By Damola
    “Best Conceptual Range”

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    By creativeAIgency
    “Best Sound Design”

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    By jasb
    “Best Narrative Concept”

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    By olstudioai
    “Best Art Direction”

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    By rui19990913456
    “Best Stylistic Versatility”

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    By ferranb
    “Best Worldbuilding”

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    By SAINT77
    “Best Prompt Traveling Narrative”

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    By rui19990913456
    “Best Stylistic Versatility”

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    By DirectedBySTAMP
    “Best Mixed-Media Animation”

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    By gabemichael_ai
    “Best Odyssey”

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    By ParticlePanic
    “Best Movie Trailer”

    Honorable Mentions 佳作

    “WONDERLAND DESCENT” By RemyCoup – “Best Subject/Foreground Composition”

    “FROM DEEP SEA TO BEACH” By yuyou – “Best Environmental Morphing”

    “SHADOW IN BATTLEFIELD” By kanto – “Best Use Of Negative Space”

    “ZERO GRAVITY” By AIWarper – “Best Anime Character Consistency”

    “WE’RE GOING TO COSTCO, B*TCH!” By CJG – “Best Catchy Song”

    https://civitai.com/images/17450897

    “LETTUCE” By artificialB – “Best Pop Culture Parody”
    “IT’S AN INSTRUMENT” – By MrAssisted “Best Live Real-Time Rendered Performance”
    “THE MISFIT OUTLAWS” By KUDOStudio “Best Western Musical”
    “BLOOM” By emmacatnip  “Best Art Nouveau Aesthetic”
    “PSYCHEDELIC RENEGADES”  By Vnderworld “Best Trippy Music Video”
    “ALITY PROJECT”  By HuemanInstrument “Best Anime Music Video”

    https://civitai.com/images/18864354

    “I’M YOUR BOMB BABY” By demon_ai “Best Elvis Impersonator”
    “SQUAR” By rvcxxa “Best Ambient Music Video”
    “ANXIETY” By syntaxdiffusion “Best Anxiety Inducing Film”
    “SWAMPFEST 2024” By purz “Best Florida Man Aesthetic”
    “THAT’S MY SONG” By zhonk “Best Creepy Carnival Aesthetic”
    “CUTE MONSTERS” By SEIIIIRU “Best Illustrated Aesthetic”
    “POPULAR FACES” By jasb “Best Rotoscoped Aesthetic”
    “WE CALL IT LOVE” By sf893 “Best Lyric Music Video”
    “NEW SHOULDERS” By hmdehong “Best Hip Hop Music Video”
    “HEAD – DOWN LIFE”  By zhanghaijun520cc761 “Best Van Gogh Aesthetic”
    “JE KARATE”  By EtherealGwirl “Best Love Story”
    “CREATURE”  By thereelrobot “Best Dark Twist”
    “A CROCODILE BOXER”  By Shouta_ “Best Training Montage”
    “ORIGINAL SIN”  By DonnyWonny “Best Original Idea”
    “EVERYTHING IS TURE”  By FrameFriends “Best Conspiracy Theory”
    “LAZERTA POPULUS”  By RobotGarden  “Best Vlog Mockumentary”
    “MY JURASSIC LIFE”  By Inner_Reflections_AI “Best Retro Aesthetic”
    “WHAT IF?”  By ofaleco “Best Environmental Message”
    “BUS STOP”  By chrisfreilich “Best Studio Ghibli Aesthetic”
    “KATABASIS” By Aiwillreplaceusall “Best Occult Aesthetic”
    “HANDS OF TIME”  By udart “Best AI Hands”
    “ALPACA ONIGIRI”  By Ponz15 “Best Cute Commercial”
    “VOIDBOUND”  By willisvisual “Best Sci-Fi Character Design”
    “WHER ARE WE GOING? WHAT ARE WE DOING” By Infinite_Vibes “Best Minimalist Aesthetic”
    “FEAST”  By ChristianLuoma “Best Horror Film”
    “DANCING IN THE DUST OF US”  By aashay1686  “Best Personal Poem”
    “NEXT OF KIN” By noah990 “Best Masking and Compositing”
    “CRAFTING MEMORIES IN A BOTTLE” By RemyCoup “Best Text-To-Image-To-3D-To-Animation-To-Video Workflow”
    “SANTIAGO” By Digital_Da_Vincis “Best Historical Voiceover”

    Project Odysseyは、次世代の映像表現を切り開くプロジェクトです。

    [Project Odyssey公式サイトへのリンク]
    https://www.projectodyssey.ai/

    AI技術の進化は、映像制作の世界にも大きな変化をもたらしています。Project Odysseyは、AIを活用した映像制作に挑戦するクリエイターを支援し、その可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

    次回のコンテストでは、さらに多くの企業と賞金が用意される予定です。
    あなたの創造力で、未来の映像体験を創造しませんか?

    SNSでも最新情報を発信中!

    Originally published at https://note.com on July 30, 2024.

  • 「おにぎり×アルパカ×AI」奇跡の組み合わせが生んだ革命的CMのメイキングを大公開

    「おにぎり×アルパカ×AI」奇跡の組み合わせが生んだ革命的CMのメイキングを大公開

    はじめまして、AIクリエイターの ぽんず(@ponzponz15)です。

    このたび、AICU mediaの依頼で、こちらの作品「アルパカおにぎり 水谷園」のCM動画のメイキングを紹介します。

    ▶︎動画生成Runwayより「Gen-3 Alpha」リリース!月額15ドルで試用してみた

    使用ツールと各工程

    まず、大まかな流れとしては

    (1) プリプロセス アルパカおにぎり誕生秘話

    (2) MidJourneyを使ったキービジュアルの作成

    (3) SunoAI による楽曲制作

    (4) Runway Gen-3 Alpha と Pika による動画カットの作成

    (5) 編集作業:AI動画のランダム性を活かす

    という流れになります。

    総制作時間は1時間ぐらいです。

    早速はじめていきましょう。

    (1) プリプロセス:AI動画制作 アルパカおにぎりの誕生秘話

    今回の動画制作は、おにぎり劇場さんの「アルパカができるまで」という動画を見かけたことがきっかけでした。

    おにぎり劇場さんによるメイキング

    可愛らしいアルパカ姿のおにぎりが作られていく様子を見て、

    「この素敵なコンセプトをAI動画で再現し音楽とナレーションを加えれば、CM風メイキング動画が作れるのでは?」

    と思ったのがきっかけでした。

    Googleで「アルパカおにぎり」を検索してみると・・・

    日本ハムさんによるレシピ

    Cookpadでの「キャラ弁」

    https://cookpad.com/recipe/3430176

    https://cookpad.com/recipe/1793144

    実際に人気のレシピとして存在するようです。

    このような「知られざる人気」をすばやくとらえて「AIでしかできない、不可能な絵作り」を可能にしていきます。

    (2) MidJourneyを使ったキービジュアルの作成

    早速、「Midjourney 」と 「Runway Gen-3 Alpha に「アルパカの姿をしたおにぎり」といったシンプルなプロンプトを入力してみました。

    すると、それぞれのAIが個性的な画像や動画を生成してくれました。

    Midjourney Prompt:

    phone photo of Alpaca-shaped rice balls ,posted to reddit 2010 –stylize 0 –ar 16:9

    Midjourney では、スマホで撮影したような手作り感のあるおにぎりの画像を生成。Runway Gen-3 では、アルパカおにぎりのマスコットがキッチンで踊る動画を生成しました。

    これらの素材を組み合わせれば、クオリティの高い作品になると思い今回のCM風動画制作がスタートしました。

    (3) SunoAIによる楽曲制作

    CMに最適なBGMを制作するために、AI作曲ツール「SunoAIを採用しました。SunoAIは、入力した歌詞と音楽スタイルに基づき、AIが自動で作曲を行うサービスです。

    AI作曲の大きな特徴は、短時間で質の高い楽曲を多数生成できる点にあります。
    SunoAIでは、1回の作曲で2~4分程度の楽曲が生成されますが、現状ではAI音楽は部分的な微調整が難しいという側面もあります。
    そこで今回は、生成された楽曲の中から特に優れた約22秒の部分を抜粋し、動画のBGMとして採用しました。
    AIが生成する楽曲の中から特に優れた部分を見出し、部分的、効果的に活用することで、AIを使ったクオリティの高い動画制作を実現できます。なお、SunoAIに入力する歌詞は、リズムを意識して作成するとAIが独自に優れた楽曲を生成します。

    歌詞:
    アルパカアルパカアルパカおにぎり
    にぎってにぎって ぱっかぱっかぱっか(パカッ)
    アルパカアルパカアルパカおにぎり
    ぎゅってぎゅって おいしいね(ぎゅっ)

    (4) Runway Gen-3 Alpha と Pika による動画カットの作成

    「アルパカおにぎり」を映像化するにあたって、今回は最新のAI動画生成ツールであるRunway Gen-3 AlphaPikaを活用しました。

    Runway Gen-3 Alphaは、テキストから高画質の動画を生成できるAIツールです。
    「アルパカ姿のおにぎりが踊っている(Dancing Alpaca-shaped rice ball)」といった指示でも、イメージに近い動画を生成してくれ、これまで表現が難しかったイメージも容易に映像化することが可能になりました。

    ですが、現状は画像を動画化することができません。

    そこで、今回は動画生成AIのPikaを併用しました。
    Pikaは、画像を動画にすることができるAIツールです。

    Runway Gen-3の一貫性のある優れた動きに合わせて、足りない部分をMidjouneyとPikaで作った動画で補うことで『静と動』のバランスをとりました。これで全ての素材が揃いました。

    (5) 編集作業:AI動画のランダム性を活かす

    AI動画は、同じプロンプトを入力しても同じものが生成されるとは限りませんし、望み通りに動くとも限りません。そのため、制作工程では、まずAIに多数の動画を生成させ、その中から使えそうな部分を抽出して編集作業を行うという流れになります。足りない場合は再度生成して補うこともありますので。生成作業の段階では多めに長めに作っておくと、編集をスムーズに行うことができます(※AIではどのような生成が行われるかランダム性が高く、この編集段階で最適な表現を探ることも多くなります。予定していたよりクオリティの高い動画ができればそれを中心に組み直すことも、逆も然りです)。
    今回は、5秒や10秒の動画素材の中から、特に質の高い2~3秒程度のシーンを厳選し、それらを音楽に合わせて繋ぎ合わせることで、約22秒の動画ができました。最後にナレーションと簡易なキャプションを加えてCM風動画の完成です。

    いかがでしたでしょうか。

    以上、全工程で1時間程度でした。

    こちらの動画の公開から1週間現在でのX上でのインプレッションは3万件です。

    実際に地上波等のテレビCMでキャッチーな楽曲やCGを使ったコマーシャルフィルムの製作ですが、

    参考資料:テレビ朝日さん https://www.tv-asahi.co.jp/ex/sales/column/cm-cost/

    今後は、生成AIのプロの広告代理店や、動画制作者、マーケティング企画担当者が直接、AIツールを学んだり、生成AIツールによるプロのクリエイティブの作り手ととともに、より一層クオリティを高めた作品を制作する時代がやってくるかもしれませんね。

    「アルパカおにぎり」のような「知られざる人気」をすばやくとらえて、「AIでしかできない、不可能な絵作り」を可能にしつつ、今回のようなキャッチーで楽しい楽曲のベースを作りつつ、実際にアーティストさんに歌ってもらった方がいいところや、CGで作った方がいいダンスシーンなどの効果を見積もりながら、作っていけるところが利点になりそうです。

    生成AIクリエイティブのご相談は AICU Visual Communication事業部までどうぞ
    https://corp.aicu.ai/visual

    書籍「画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド」も人気です

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    https://note.com/aicu/   X(Twitter)@AICUai

  • Adobe Premiereにサードパーティモデルの生成AIが登場

    Adobe Premiereにサードパーティモデルの生成AIが登場

    Photoshop、Illustrator、Webで生成AIソリューション「Adobe Firefly」を展開している米Adobeが新たな動画編集ソリューションを公開しました。

    公式ティザー動画のナレーション全文翻訳をお送りします

    Generative AI in Premiere Pro powered by Adobe Firefly

    アドビはジェネレーティブAIの力を使って、Premiere Pro史上最も先進的で正確な編集ツールを提供します。編集者の作業方法を変える、新しいAdobe Fireflyビデオモデルを搭載した近日公開予定の機能を見てみましょう。

    ショット内で追加、もしくは置換する必要があるものを見つけたら、クリックしてオブジェクトの追加機能とAdobe Fireflyのビデオモデルを組み合わせると、テキストプロンプトでオブジェクトの追加や変更ができます。

    選択範囲を作って、プロンプトを書いて、想像できるものすべてを追加します。

    このダイヤモンドは現在開発中であるFireFlyビデオモデルによって作成されています。

    オブジェクトの追加だけでなく、オブジェクトの削除も簡単に行えます。

    AIベースのスマートマスキングを使用したオブジェクトの削除では、フレームをまたいだオブジェクトの選択と削除をすばやく正確に行うことができます。

    ここではこの邪魔なユーティリティボックスが FireFlyによって削除されます。

    不要な小道具、スタッフ、ギア、ブランドロゴなどのコピーライトで保護された要素を削除します。

    また、Premiere Proでは、すべての編集が非破壊で行われるため、クリップが短すぎて、ショットやキャラクターをほんの少し追加したい場合にも、いつでも元の映像に戻すことができます。

    ジェネレーティブな拡張は、Fireflyを使ってフレームをインテリジェントに追加します。

    女性のショットを数フレーム拡張したいとき…こんなふうにフッテージを生成して追加することができます。

    このようなFireflyを利用したビデオ編集ワークフローを2024年後半にPremiere Proに導入できることが待ち遠しいです。

    私達はコンテンツ認証情報とモデルの透明性についても取り組んでいます。メディアの作成にAIが使われているかどうかを常に知ることができます。Fireflyを活用したビデオ編集ワークフローをPremiere Proに導入するのが待ちきれません。

    そして…!Adobe と サードパーティモデル

    さらに、制作者が映像に最適なモデルを使用する選択肢を提供出来るようにするための探求を共有できることを嬉しく思います。

    これは生成拡張機能を強化する初期の例です。サードパーティの生成モデル「Pika」、このモデルがPremiere Pro内でどのように見えるのか、紹介します。

    OpenAIの初期研究中のモデル「Sora」は、シンプルなテキストプロンプトを通して、あらゆるシーンのB-Rollを生成します。

    ★「 B-Roll」とはメインショットにインターカットされる補足または代替のフッテージ。転じて動画素材をまとめた映像資料のこと。

    Runway aiのビデオモデルを使用して、新しいビデオクリップを生成し、タイムラインに簡単に追加することができます。

    タイムラインに入れて瞬時に追加するだけ。

    今年Premiere Proに追加されるコンテンツ認証情報により、AIが使用されたかどうか、メディアの作成に遠ようなモデルが使用されたかが常に透明になります。

    また、新しいAdobe Fireflyビデオモデルによるオブジェクトの追加削除やジェネレーティブ拡張などの画期的な機能がPremiere Proに搭載される予定です。

    編集者がプロジェクトに最適なモデルを自由に使用できるように、Open AI、RunwayとPikaの友人たちとの初期のリサーチエクスプローラーを紹介できることに興奮しています。Adobe Premiere ProがAIでパワーアップ!

    Originally published at https://note.com on April 16, 2024.