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  • Adobe Max 2024開催!みんな知ってる!? Adobeに搭載されているAI機能100

    クリエイティブツールを開発し続けて43年。老舗デジタルツールのAdobe(アドビ)が主催する世界最大級のクリエイティブカンファレンス「Adobe Max 2024」が開催されました。主要な製品群にAI機能が実装され「October 2024 MAX release」として世界同時リリースされました。速報でお送りします!

      Adobe Photoshop 2024年10月版(バージョン26.0)リリース

      今回のアップデートでは、Adobe Firefly Image Model を活用した新機能が多数搭載され、より強力で創造的な画像編集が可能になりました!

      主な新機能:

      • Distraction Removal(邪魔な要素の除去): Removeツールに搭載されたDistraction Removal機能で、画像から不要な要素を簡単に削除できます。電線やケーブル、メイン被写体以外の人物など、写真の邪魔になる要素をAIが認識して除去します。
      • Generative Fill & Expand(生成塗りつぶし&拡張)の強化: 最新のAdobe Firefly Image Modelにより、Generative Fill、Generative Expand、Generate Backgroundがさらに進化。テキストプロンプトを使って、よりフォトリアルな画像を生成できます。
      • Generate Similar(類似画像の生成): Generative Fill、Generative Expand、Generate Image、Generate Backgroundで作成した画像から、複数のバリエーションを簡単に生成できます。気に入った画像に近いスタイルの画像をAIが生成します。
      • Generate Background(背景の生成): Generate Background機能で、被写体の照明、影、遠近感に合わせた背景を生成できます。わずか数ステップで、背景を生成コンテンツに置き換えることができます。
      • OpenColorIOと32ビットツールサポート(HDRワークフロー): PhotoshopでOpenColorIOがサポートされ、異なるカラースペース間での正確な色変換を効率的に処理できるようになりました。
      • その他: フォントブラウザからVariable Fontsの高品質な書体を使用して、表現力豊かなデザインを作成できます。

      Photoshopウェブ版の新機能:

      • Remove distractions(邪魔な要素の除去): RemoveツールでDistraction Removal機能を使用し、画像から不要な要素をすばやく削除できます。
      • Generate Similar(類似画像の生成): Generative Fill、Generative Expand、Generate Image、Generate Backgroundで作成した画像から、複数のバリエーションをすばやく生成できます。
      • Object selection(オブジェクト選択)の強化: オブジェクト選択ツールが強化され、画像内の特定のオブジェクトを選択、編集、または削除することがより簡単になりました。

      Photoshop iPad版の新機能 (バージョン5.5):

      • Removeツールでの新しい操作: iPad版PhotoshopのRemoveツールで、不要な要素をブラシで塗りつぶすだけでなく、ループで囲んで削除できるようになりました。

      https://helpx.adobe.com/photoshop/using/whats-new.html

      Adobe Illustrator 2024年10月版(バージョン 29.0)リリース!

      今回のアップデートでは、オブジェクト操作、画像トレース、3Dアート制作など、様々な機能が強化され、さらに表現力豊かなベクターグラフィック制作が可能になりました!

      主な新機能:

      • Objects on Path(パス上のオブジェクト): オブジェクトを曲線または直線のパスに沿って配置、整列、移動できます。整列を維持したまま簡単にオブジェクトを再配置したり移動したりできます。
      • Image Trace(画像トレース)の強化: より正確で細かい制御が可能な画像トレース機能で、鮮明で編集可能なトレースを作成できます。透明な背景や線形グラデーションを保持したり、パスを自動的にグループ化したり、トレース中に基本的なシェイプをライブシェイプに変換したりできます。
      • Project Neo(ベータ版)による3Dベクターアート制作: Project Neo(ベータ版)で3Dアートワークを作成し、Illustratorに読み込んで、魅力的な立体デザイン、グラフィック、イラストを作成できます。
      • 平面モックアップの品質向上: モックアップを作成する際に、ベクターアートが平面にリアルに自動調整されるようになりました。
      • パターン作成の密度強度調整: Text to Patternでパターンの密度レベルを設定したり、設定を簡単にクリアしたりできます。また、スウォッチパネルからText to Patternにアクセスできるようになりました。
      • シェイプ塗りつぶしの強化: Generative Shape Fillでプロンプトの表示/非表示を切り替えたり、設定を簡単にクリアしたりできます。
      • ベクターグラフィック作成の強化: Text to Vector Graphicでプロンプトの表示/非表示を切り替えたり、設定を簡単にクリアしたりできます。さらに、作成した被写体やアイコンに背景レイヤーがなくなりました。
      • コンテキストタスクバー: ダイレクト選択ツール、パス上のオブジェクト、および様々なオブジェクト選択で、次に実行する重要なアクションをコンテキストタスクバーで見つけることができます。
      • 東アジア言語テキストレイアウトの管理: Reflow Viewerを使用すると、古いIllustratorドキュメントを開く際に、東アジア言語テキストレイアウトをスムーズに表示、分析、変更できます。
      • ユーザーフィードバックに基づく機能強化: アートボードに合わせてアートワークを拡大縮小、スウォッチパネルからグラデーションを作成、スマートガイドを使用してナイフツールでオブジェクトを均等にカット、パフォーマンスの高速化などが実現しました。

      Illustratorウェブ版(ベータ版):

      • Illustratorのサブスクリプションの一部として、Illustratorウェブ版(ベータ版)がテストとフィードバックのために利用可能になりました。今すぐ試して、新機能を発見してください。

      https://helpx.adobe.com/illustrator/using/whats-new.html

      Web版「Adobe Illustrator」 https://illustrator.adobe.com/

      Photoshopに引き続き、IllustratorもWeb版が登場です。

      Premiere Pro がメジャーアップデート!バージョン 25.0 でさらに使いやすく進化

      2024年10月のアップデートで、Premiere Proはバージョン25.0に!
      強力なコンテキスト対応のプロパティパネル、刷新されたモダンなデザイン、そしてより迅速なプロジェクト作成など、魅力的な新機能と強化点が満載です。

      アップデートのベストプラクティスについては、こちらをご覧ください。

      [アップデートに関する詳細情報へのリンク]

      主な新機能:

      • コンテキスト対応のプロパティパネル:
        新しくなったプロパティパネルは、必要な時に必要なツールをインテリジェントに表示します。初心者の方には Premiere Pro をより簡単に習得でき、経験豊富なプロの方にはより効率的なワークフローを提供します。
      • 刷新されたモダンなデザイン:
        Premiere Pro は、よりモダンで一貫性のあるデザインに刷新されました。2つのダークモード、ライトモード、ハイコントラストのアクセシビリティモードが用意され、ユーザーの好みに合わせて外観をカスタマイズできます。
      • 新しいプロジェクト作成ダイアログ:
        プロジェクトの名前、保存場所、テンプレート、プロジェクト設定、そして「インポートスキップモード」などの機能が追加され、プロジェクトの作成がより簡単になりました。
      • Canonカメラのサポート拡張:
        Canon EOS C80カメラのファイルをネイティブで編集できるようになりました。ファイルをインポートしてすぐに編集を開始できます。トランスコードは不要です。

      https://helpx.adobe.com/premiere-pro/using/whats-new.html

      Adobe InDesign 2024年10月版(バージョン 20.0)リリース!

      今回のアップデートでは、生成AIを活用した画像生成機能や、Adobe Expressとの連携強化、MathMLサポートなど、デザインワークフローを大幅に進化させる新機能が多数搭載されました!

      主な新機能:

      • Generative Expand(生成拡張)による画像拡張: 画像をリサイズする際に、周囲のピクセルに基づいて不足部分を自動的に生成し、背景要素を追加することで、思い通りの構図を実現できます。複雑な編集作業を自動化し、効率的なデザインワークフローを実現します。
      • Text to Image(テキストから画像)による画像生成: シンプルなテキストプロンプトを使って、InDesign内で画像を生成できます。高度なダイアログボックスからサンプルプロンプトにアクセスしたり、参照画像を追加したり、スタイル効果を適用したりできます。
      • Adobe Expressへの書き出し: InDesignドキュメントをワンクリックでAdobe Expressに書き出し、編集することができます。ブランドの一貫性を保つために要素を編集したりロックしたりしてから、共同作業者と共有することも可能です。
      • MathMLサポートによる数式追加: MathMLをSVGとして追加し、InDesign内で直接数式を編集できます。フォントサイズや色を調整して、ドキュメントのデザインに合わせて数式のスタイルをカスタマイズできます。
      • HTML5パッケージへの書き出し: InDesignドキュメントをHTML5に書き出し、Webサイトやサーバーでホストすることで、SEOとアクセシビリティを向上させることができます。テキストをHTMLテキストまたはSVGタグとして書き出すオプションを選択できます。
      • クラウドドキュメントワークフローの強化: ドキュメントをクラウドに保存し、共同作業者を招待してリアルタイムで編集できます。また、パブリックリンクや組織アクセスを使用してドキュメントを共有することで、いつでもどこでも閲覧できるようにすることができます。
      • コンテキストタスクバーによる作業効率向上: ワークスペースに固定された新しいコンテキストタスクバーを使用すると、主要なツールをすばやく使用したり、関連する次の手順に簡単にアクセスしたりできます。
      • スプレッドの非表示機能の強化: シンプルなトグルで、ペーストボード上のスプレッドの表示/非表示を簡単に管理できます。自動ページ番号は、キャンバス上に表示されているかどうかにかかわらず、非表示のスプレッドをスキップします。
      • アクセシビリティの更新: ページ区切り、表、図の改善により、アクセシビリティが向上しました。支援技術は、図の説明を即座に読み上げることができるようになりました。
      • UXPの強化: InDesignパネル全体のフライアウトメニューで、パネルスペースを整理するためのより多くのオプションや、InDesignのプラグインデータ用の永続ストレージの追加などを活用できます。

      https://helpx.adobe.com/indesign/using/whats-new.html

      Adobe After Effectsにも…

      Adobe After Effectsには明確にメジャーアップデートとしての生成AI実装はアナウンスされませんでしたが、高度な3D合成ツールとUIの刷新がリリースされています。

      Adobe Max 2024は日本時間10月17日(木)まで開催中です。
      日本からもオンライン無料で視聴できます。
      https://www.adobe.com/max.html

      みんな知ってる!?「すべてのAI機能」

      そろそろ理解するスピードがついていかなくなったかもしれないAdobeのAI機能、こちらにインデックスが用意されています。日本語翻訳済み!

      https://www.adobe.com/jp/ai/overview/features.html

      Originally published at https://note.com on Oct 15, 2024.

    1. Adobe Premiereにサードパーティモデルの生成AIが登場

      Adobe Premiereにサードパーティモデルの生成AIが登場

      Photoshop、Illustrator、Webで生成AIソリューション「Adobe Firefly」を展開している米Adobeが新たな動画編集ソリューションを公開しました。

      公式ティザー動画のナレーション全文翻訳をお送りします

      Generative AI in Premiere Pro powered by Adobe Firefly

      アドビはジェネレーティブAIの力を使って、Premiere Pro史上最も先進的で正確な編集ツールを提供します。編集者の作業方法を変える、新しいAdobe Fireflyビデオモデルを搭載した近日公開予定の機能を見てみましょう。

      ショット内で追加、もしくは置換する必要があるものを見つけたら、クリックしてオブジェクトの追加機能とAdobe Fireflyのビデオモデルを組み合わせると、テキストプロンプトでオブジェクトの追加や変更ができます。

      選択範囲を作って、プロンプトを書いて、想像できるものすべてを追加します。

      このダイヤモンドは現在開発中であるFireFlyビデオモデルによって作成されています。

      オブジェクトの追加だけでなく、オブジェクトの削除も簡単に行えます。

      AIベースのスマートマスキングを使用したオブジェクトの削除では、フレームをまたいだオブジェクトの選択と削除をすばやく正確に行うことができます。

      ここではこの邪魔なユーティリティボックスが FireFlyによって削除されます。

      不要な小道具、スタッフ、ギア、ブランドロゴなどのコピーライトで保護された要素を削除します。

      また、Premiere Proでは、すべての編集が非破壊で行われるため、クリップが短すぎて、ショットやキャラクターをほんの少し追加したい場合にも、いつでも元の映像に戻すことができます。

      ジェネレーティブな拡張は、Fireflyを使ってフレームをインテリジェントに追加します。

      女性のショットを数フレーム拡張したいとき…こんなふうにフッテージを生成して追加することができます。

      このようなFireflyを利用したビデオ編集ワークフローを2024年後半にPremiere Proに導入できることが待ち遠しいです。

      私達はコンテンツ認証情報とモデルの透明性についても取り組んでいます。メディアの作成にAIが使われているかどうかを常に知ることができます。Fireflyを活用したビデオ編集ワークフローをPremiere Proに導入するのが待ちきれません。

      そして…!Adobe と サードパーティモデル

      さらに、制作者が映像に最適なモデルを使用する選択肢を提供出来るようにするための探求を共有できることを嬉しく思います。

      これは生成拡張機能を強化する初期の例です。サードパーティの生成モデル「Pika」、このモデルがPremiere Pro内でどのように見えるのか、紹介します。

      OpenAIの初期研究中のモデル「Sora」は、シンプルなテキストプロンプトを通して、あらゆるシーンのB-Rollを生成します。

      ★「 B-Roll」とはメインショットにインターカットされる補足または代替のフッテージ。転じて動画素材をまとめた映像資料のこと。

      Runway aiのビデオモデルを使用して、新しいビデオクリップを生成し、タイムラインに簡単に追加することができます。

      タイムラインに入れて瞬時に追加するだけ。

      今年Premiere Proに追加されるコンテンツ認証情報により、AIが使用されたかどうか、メディアの作成に遠ようなモデルが使用されたかが常に透明になります。

      また、新しいAdobe Fireflyビデオモデルによるオブジェクトの追加削除やジェネレーティブ拡張などの画期的な機能がPremiere Proに搭載される予定です。

      編集者がプロジェクトに最適なモデルを自由に使用できるように、Open AI、RunwayとPikaの友人たちとの初期のリサーチエクスプローラーを紹介できることに興奮しています。Adobe Premiere ProがAIでパワーアップ!

      Originally published at https://note.com on April 16, 2024.