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  • AI時代の先端クリエイターが語る「アルバムを整理する方がAIや作品にとって大事」とは?

    デジタルハリウッド株式会社主催の近未来教育フォーラム2024が、”The Great Transition〜ポストAIは来ない〜”というテーマで開催されました。本レポートでは、ブレイクアウトセッションの一つ、「クリエイティブ教育に生成AIは必要か?」の内容を詳しくお伝えします。このセッションでは、現役のAIアーティストである小泉薫央氏を迎え、生成AIクリエイティブ最先端と、教育の未来について議論が深められました。

    https://www.dhw.co.jp/forum

    デジタルハリウッド株式会社は、2024年11月30日(土)、近未来教育フォーラム2024 を開催しました。今年のテーマは 『The Great Transition〜ポストAIは来ない〜』。AI時代を生き抜くための教育のあり方について、豪華なゲストスピーカーと共に探究しており、「つくる人をつくる」をビジョンとするAICU編集部でも複数回の特集で紹介していきたいと思います。

    ブレイクアウトセッション:多様なテーマで教育の未来を考える

    キーノートに先立ち、4つのテーマでブレイクアウトセッションが開催されました。

    • Session1: 教育現場における生成AIコンテンツと著作権法 (上原伸一氏)
    • Session2: クリエイティブ教育に生成AIは必要か? (小泉薫央氏)
    • Session3: DXハイスクール2年目、なにを企画しますか? (鹿野利春氏、小笠原健二氏)
    • Session4: AI時代における人材確保と働き方改革 (村田弘美氏)

    『クリエイティブ教育に生成AIは必要か?』

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    近年、生成AIの活用が注目されていますが、「クリエイターと生成AIに関する意識調査2024」では、「生成AIを積極的に活用したい」と答えた人は33.4%にとどまり、可能性を理解しつつも導入に迷う現場の声が伺えます。そこで今回は、現役映像クリエイターの小泉薫央氏をお招きし、ビジネスの現場で生成AIをどのように活用しているか、具体的な事例とともにご紹介いただきます。

    https://dhw2024educationforum.peatix.com

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    【小泉薫央 (Takio Koizumi)】デジタルハリウッド大学大学院を卒業後、エフェクトアーティストとしてマーザ・アニメーションプラネットに入社、小島プロダクション(当時)に転職し『メタルギアソリッドV』の開発に参加。その後、マーザ・アニメーションプラネットに戻り10年間、映画・ゲーム・アニメ制作に従事。現在はSUPER PRIMEにAIアーティストとして所属し、AIと共に作品制作、表現研究を行っている。

    X@takion0105

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    モデレーターは石川大樹先生(デジタルハリウッド大学大学院 特任准教授)

    いしかわ・ひろき●拓殖大学外国語学部スペイン語学科卒業後、大手キー局にて報道編集・ストリーミング配信・番組制作を担当。2004年デジタルハリウッド株式会社入社以来、数多くの新規事業に携わる。 その経験を活かし、現在は映像教材や教育メディアを開発。またeラーニング教育手法、動画を活用した学ばせ方を研究している。
    デジタルハリウッド株式会社 まなびメディア事業部 まなびメディアグループチーフ 教材開発責任者
    デジタル表現基礎A・B・C(アダプティブラーニング)

    https://gs.dhw.ac.jp/faculty/hiroki-ishikawa

    ブレイクアウトセッションで、特に満席率が高く注目されたセッションでした。

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    生成AIを業務に使うようになった背景は

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    小泉氏は子どもの頃から、SF作品やゲーム、そしてパソコンに夢中になる時間を過ごしてきました。それらを通じて、CGやAI、そして最新のテクノロジーに強い関心を抱くようになります。特に、『メタルギアソリッド』の制作に携わることを目標に掲げ、CG業界を目指す決意をしました。

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    その夢を追いかけるため、小泉氏はデジタルハリウッド大学に進学。在学中は、CGの基礎から応用まで幅広く学び、技術を磨く日々を送りました。そして大学院を修了後、エフェクトアーティストとしてCG業界に飛び込み、さまざまな作品制作に携わりながら経験を積んでいきました。

    そんな小泉氏のキャリアにおける大きな転機となったのが2014年でした。この年、Googleが発表した生成AI技術「DeepDream」と出会います。初めてその生成ビジュアルを目にしたとき、その衝撃は計り知れないものでした。この出会いをきっかけに、小泉氏は生成AIという新たな領域に本格的に関心を抱き始めます。

    さらに2021年には、VQGAN+CLIPやDALL-Eといった技術が登場し、プロンプトから直接画像を生成するという革新的な可能性が示されました。この時期、小泉氏はデータセットや学習プロセスの重要性を深く認識し、生成AI活用のための知識を積極的に学んでいきました。

    2022年には、Stable Diffusion、ChatGPT、Midjourneyといった次世代AIツールが登場。生成AIの実用化が一気に加速する中、小泉氏もこれらのツールを活用しながら、独自のデータセットを用いてAIモデルを制作するなど、スキルを実践的に磨いていきました。

    そして2023年、小泉氏は生成AIがクリエイティブ業界で重要な役割を果たすようになったことを実感します。この年、「生成AIスキル」や「ディレクションスキル」の重要性を強く感じ、さらなる成長と挑戦を目指して転職を決意しました。

    小泉氏のこれまでの歩みを振り返ると、技術の進化に触れるたびに視野を広げ、新たなステージへと挑戦を続けてきたことがわかります。生成AIの可能性を信じ、その力を最大限に活用することで、さらなる未来を切り開いていく姿勢を持ち続けています。

    具体的にどう生成AIを活用し、クライアントワークを行っていますか?

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    Learning Toon

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    NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP TM」からスピンアウトした生成AI系スタートアップ企業SUPERNOVA社の、生成AI技術を活用した縦読み学習マンガサービス「Learning Toon®(読み:ラーニング・トゥーン)」に関わるお仕事紹介がありました。

    https://startup.docomo.ne.jp/service/learningtoon

    ★小泉氏から共有いただいた事例は数多く、ビジュアルも含めてお話いただいたのですが、クライアントワークのため、本稿ではごく一部を厳選してお届けします。

    プロンプト自動生成+クオリティチェックAIシステム

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    バーチャル試着やinpaintなどの別のワークフローではSAM2を使ったシステムを開発しているそうです。

    【編集部補足】ComfyUIでのSAM2によるセグメンテーションの例を紹介

    自由が丘南口商店街 ポスター制作

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    デジタルハリウッド校友会

    キービジュアル、ロゴの製作。

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    デジタルハリウッド校友会 – Digital Hollywood Alumni Association

    きちんとCGの進化を学んだからこそできる、クライアント企業への説明。

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    モデレーターからの質問として「生成AIを活用していることをクライアントの企業は知っていますか?また生成AI作品に対してセンシティブな企業もあるかと思いますが、どのように企業と折り合いをつけたのか?」という問い掛けが投げられました。

    小泉氏は生成AIを活用していることを、クライアント企業に丁寧に説明しているそうです。

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    これだけの資料を説明しているそうです。
    (あえて読めない解像度なのがプロですね!)

    また質疑応答では、モデレーターから教育機関における生成AI教育の必要性について質問が投げかけられました。

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    生成AI活用が必須の時代、教育機関では何を教える必要があるか?

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    モデレーターからの質問として「Q: クリエイティブ業界において生成AIを活用することはマストになると思いますか?もしも生成AI活用がマストな場合、生成AIを活用するクリエイターになるために、学校教育機関では何を教える必要があると思いますか?」という問い掛けがありました。

    小泉氏は、多くの企業において、生成AIを「最終アウトプットには使わないが、カンプ(下書き)として活用している」と述べました。「今後は大手、例えばAdobeなどの主要ツールに組み込まれ、より一般的になっていく。またアップスケール機能のように当たり前のように活用されていく」とも明言しています。

    大学では、一連の流れ、データセットを作って、学習などをやる事が大事で、追加学習などであれば数枚から数十枚でこれぐらいの画像が作れるということ、人間として何が必要になってくるのか、そして歴史などを踏まえる、「近未来が見える教育が大事だ」と強調しました。

    若者にもある「AIを嫌う、避ける風潮」に対して

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    モデレーターからの突っ込んだ質問として「若手クリエイターからは『AIを嫌う、避ける風潮』もあるが、どう思いますか?また、それに対して教育機関はどうあるべきだと思いますか?」という問いが投げられました。

    「AIを触ってみて、自分が納得できない…。
     そこを納得できるところまで持っていくことが大事」

    小泉氏は自身の経験も踏まえ、「AIを嫌う、避ける感覚はすごく大事。一回自分で考えることが重要」と答えました。若手クリエイターの「AIを嫌う、避ける風湖」については『自分も悩んだ。その感覚がすごく大事。一回自分で考えることが大事』と答えました。
    印象深い発言としては(あれこれ発言するよりも)『自分のアルバムを整理する方がAIや自分の作品にとっても、とても大事』という点でした。機械学習という意味でも、ポートフォリオの整理という意味でも、自分の個性を磨き上げるという意味でも、非常に興味深い視点だと思います。

    モデレーターの石川氏も「まずは体感、納得するところまで学んでいく」ことが重要だと述べ、小泉氏の意見を支持しました。小泉氏はさらに、「大体のSF作品では(人間とAIの共存について)揉めている」とユーモラスに語りつつ、「触ってみて、自分が納得できないそこを納得できるところまで持っていくことが大事」と締めくくりました。

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    HALを活用したAI学習と共創の歩み

    小泉氏は、3年間にわたり約530万枚の画像を収集し、それらを活用して完全に独自の学習モデルを制作してきました。この膨大なデータセットには、幼少期からの写真や記憶を象徴する画像、CGエフェクト素材、そして生成AIによって生み出された作品など、さまざまな種類のデータが含まれています。これらのデータを基盤とすることで、AIの学習プロセスにおいて豊かなパーソナルな情報を提供しています。

    また、近年ではCreative Commonsの権利的に問題のないデータセット「Common Catalog」を活用することで、さらなるモデルの精度向上と柔軟な活用を可能にしました。この取り組みによって、AIが社会的な責任を果たしながら成長する道を模索しています。

    この学習プロセスを経て誕生したAIモデルに「HAL」という名前を付け、小泉氏はHALを単なるツールとしてではなく、共創のパートナーとして扱っています。HALは小泉氏自身のパーソナルな情報や記憶を学び、それをもとに新たなクリエイティブな提案や成果を生み出しています。

    写真や記憶、CG素材、そして生成された作品のすべてが、HALの学習に不可欠な要素となっています。これにより、HALは個人的な要素と創造性を兼ね備えたモデルとして進化を続け、クリエイティブな共創を可能にしています。

    小泉氏にとって、この取り組みは単なる技術開発に留まらず、自身の過去や記憶を振り返りながら未来を創造するプロセスそのものなのです。これからもHALと共に、さらなる可能性を模索していくことでしょう。

    小泉氏の「Elemental Anima」はそのような未来を含めて、継続されている発信活動のようです。興味を持って見守っていきたいと思います。

    まとめ

    生成AIはクリエイティブ業界の未来を大きく変える可能性を秘めており、教育機関もその変化に対応していく必要があります。本セッションでは、AIツールを効果的に活用するだけでなく、AI時代において人間に何が求められるのかを深く考える必要性が示唆されました。「まずは体感し、納得するまで学ぶ」という小泉氏と石川氏の言葉は、生成AI時代に求められる学習姿勢を端的に表していると言えるでしょう。生成AIに対する漠然とした不安や抵抗感を乗り越え、積極的に活用していくためには、教育機関における適切な指導と、学習者自身の主体的な探求が不可欠です。

    AI時代に求められる教育とは何か?

    AIの急速な発展は、私たちの社会、経済、生活を劇的に変化させています。そして、この変化は「The Great Transition」と呼ばれる大きな転換期を迎えていると言えるでしょう。デジタルハリウッド創立者の杉山知之氏は、近未来教育フォーラムにおけるテーマを「ポストAI時代は到来しない」と設定し、AI技術の進化が継続する未来において、私たちがどのように文化を築き、社会を形成していくべきかを問いかけています。

    キーノート:3名の専門家が「The Great Transition」を語る

    本フォーラムのキーノートには、以下の3名の専門家が登壇します。

    • 安野貴博氏 (AIエンジニア、起業家、SF作家): AIが人間社会のコミュニケーションをどのように変えていくのか、そしてAIが様々な物事のやり方を変えるポテンシャルについて、東京都知事選での実践例を交えて語りました。
    • 岡瑞起氏 (筑波大学准教授、人工生命研究者): 人工生命研究の知見とOpen-endednessの概念から、未来の創造プロセスと社会のあり方を探ります。創造性の概念がどのように変化していくのか、その未来像を提示しました。
    • 藤井直敬卓越教授 (デジタルハリウッド大学大学院): 脳科学者の視点から、「The Great Transition」における教育の役割について、他の2名のスピーカーと共に議論を深めました。

    続く特集もお楽しみに!

    #小泉薫央  #近未来教育フォーラム #教育 #AI #人工知能 #TheGreatTransition #デジタルハリウッド

    https://j.aicu.ai/MagV6

    https://j.aicu.ai/Coloso3

    Originally published at https://note.com on Dec 1, 2024.

  • 教育現場における生成AIコンテンツと著作権法

    上原伸一氏の近未来教育フォーラムにおける講演「教育現場における生成AIコンテンツと著作権法」よりお送りします。

    https://www.dhw.co.jp/forum

    デジタルハリウッド株式会社は、2024年11月30日(土)、近未来教育フォーラム2024 を開催しました。今年のテーマは 『The Great Transition〜ポストAIは来ない〜』。AI時代を生き抜くための教育のあり方について、豪華なゲストスピーカーと共に探究しており、AICU編集部でも複数回の特集で紹介していきたいと思います。

    ブレイクアウトセッション:多様なテーマで教育の未来を考える

    キーノートに先立ち、4つのテーマでブレイクアウトセッションが開催されました。

    • Session1: 教育現場における生成AIコンテンツと著作権法 (上原伸一氏)
    • Session2: クリエイティブ教育に生成AIは必要か? (小泉薫央氏)
    • Session3: DXハイスクール2年目、なにを企画しますか? (鹿野利春氏、小笠原健二氏)
    • Session4: AI時代における人材確保と働き方改革 (村田弘美氏)
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    『教育現場における生成AIコンテンツと著作権法』

    AIにより生成されたコンテンツは著作権法上どのように位置づけられているのか。また、授業過程において、生成AIおよびAI生成コンテンツはどのような扱いになるのか、基本的な解説を行います。

    https://www.dhw.co.jp/press-release/20241106_kmkf/

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    講演者:上原 伸一 氏

    【上原伸一】デジタルハリウッド大学特命教授、国士舘大学知財大学院客員教授、大阪工業大学大学院客員教授。東京大学文学部社会学科卒業後、朝日放送に勤務、著作権部長等。1999年から2010年まで文化庁の著作権の審議会で専門委員。2018年から社団法人日本音楽著作権協会理事。
    著書:「海の楽園パラオ~非核憲法の国は今」(あみのさん)「クリエイトする人たちのための基本からの著作権」(商事法務)など。
    (https://dhw2024educationforum.peatix.com/ より引用)

    上原氏はまず、著作権の基本について触れ、「著作権は『思想または感情』の創作的表現を保護するもの」と説明しました。そして、AIが生成するものはこの定義に当てはまらないため、著作物ではないと述べました。

    続いて、著作権に関する国際的な違いについても言及しました。各国で法律が異なるため、同じ事案でも裁判の判決が変わる可能性があることを指摘し、「春风送来了温柔(春風が優しさを送る)」事件を例に挙げました。

    Stable Diffusionで生成した画像(漢服風の白い衣装を着た、三つ編み風ヘアスタイルの若い女性の上半身をポートレート写真風に描写したもの)に著作物性を認めた北京インターネット裁判所の判決、AI機械翻訳サービスを利用して内容を概ね把握した。 もっとも、私は、中国語を全く解しないため、翻訳結果が正しいかどうかを評価する能力がないことから、翻訳エンジンの違うDeepLとChatGPT-4にそれぞれ和訳させ(和訳が分かりづらいところは、部分的に英訳させ)、その結果を突き合わせる作業を一応行った。なので、細かいところは別として、大きな部分では把握した内容は大体大丈夫かなと思ってる(著作権法の基本的な考え方に照らしても大きな齟齬はない)。 ちょっと時間がないので、すぐには無理だけど、米国の判決をスライド2枚にまとめたような感じで、近いうちにまとめてみたい。 一言だけコメントすると、日本や米国の基本的な考え方(AIを用いて人間が創作したと言えないと著作物性は否定される)と共通した考え方を採用しているように思われる。その意味で、日米とは異次元の論理が採用された特殊な判決ということではないんじゃないかなと思ってる。 ポイントは、その当てはめの部分で、米国(の現在公表されている裁判例や著作権局の決定など)が、前記考え方を極めて厳しく当てはめるのに対して、今回の中国の判決はかなり柔軟に当てはめているという部分かな。 個人的には、今の米国の当てはめは厳しすぎると思ってて、一方、中国の今回の当てはめも色々考えるべきところは多いように思うし、結局、最終的には、日米中とも、今の米国と今回の中国の間ぐらい(どっち寄りかも、又興味あるところだけど)に落ち着く形になるのかも、と思っている。 本当に興味深い判決である。

    最終更新午後8:02 · 2023年12月4日 1.9万件の表示

    https://x.com/OKMRKJ/status/1731629990939447719

    【AICU編集部補足】AICU編集部しらいはかせも中国の最近の学生さんについてまとめていましたので引用します。

    https://note.com/o_ob/n/n2add5461fea5

    生成AIを道具として使った創作コンテンツについては、「著作物になりうる」と説明しました。例として、人間が原作とセリフを、AIが絵を担当した漫画「Zarya Of The Dawn(夜明けのザーリャ)」のケースを紹介。このケースでは、絵の部分は著作物と認められなかった一方で、原作とセリフは著作物として認められたとのことです。

    【AICU編集部補足】ZARYA OF THE DAWN

    https://en.wikipedia.org/wiki/Zarya_of_the_Dawn

    『暁のザーリヤ』はクリス・カシュタノヴァ(Kris Kashtanova)が執筆し、人工知能ソフトウェアMidjourneyで完全に描かれた短編漫画であり、著作権紛争を引き起こした。
    【プロット】ザリアは記憶を失ったまま、廃墟となったニューヨークで目を覚ます。ポケットからラスティという人物からのポストカードが落ち、名前と自宅の住所を思い出す。家に帰って新しい服を手に入れた後、ザリアは「世界間のアシスタント」であるラヤと出会い、2023年の精神的危機が地球上の生命のほぼ完全な破壊につながったことを告げる。その後、ラヤはザリアを受容の世界であるザトゥーラワールドに連れて行く。そこでザリアは謎の女性と出会い、自分の感情を受け入れることを学ぶ。セントラルパークに戻ると、そこは温室で覆われていた。ザリアは「受け入れることは手放すことの第一歩です」と語る。
    【著作権紛争】
    2022年9月、カシュタノワは米国著作権局に漫画の著作権保護を申請したが、イラストが人工知能画像ジェネレーターであるMidjourneyを使用して作成されたことは明らかにされなかった。漫画は著作権保護を認められたものの、著作権局はその事実を発見した後、アートワークの保護を取り消す手続きを開始した。アートワークの著作権保護は2023年2月に取り消され、著作権局は人間が作成した作品のみが保護を受けることができると説明した。画像自体は著作権で保護されていないが、画像の配置と本のテキストとストーリーは人工知能ではなくカシュタノワの創作物であるため保護されている。

    https://en.wikipedia.org/wiki/Zarya_of_the_Dawn

    編集部による日本語翻訳

    https://www.instagram.com/kris.kashtanova/p/CoC1NDFOVux

    さらに、生成AIに極めて具体的な指示を出して生成されたコンテンツについては、「著作物になりうる可能性がある」と述べました。『CGWORLD』11月号に掲載された、大学学長からの具体的な指示に基づき、担当者が試行錯誤してAIで生成した作品が著作物と認められた事例を紹介し、そのポイントは受発注の関係にあることだと解説しました。Wordで作文をするのと同様の行為だと例えて説明しました。

    https://amzn.to/41b6VN3

    【AICU編集部補足】「CGWORLD vol.315」画像生成AIによる表紙メイキング、大公開。Webによる記事に加え、書籍文献版が「AICU Magazine Vol.6」にて入手可能です。

    https://j.aicu.ai/MagV6


    生成AIコンテンツが著作物と認められた場合、著作権法による保護を受けます。逆に、著作権が蔑ろにされた場合、契約違反には該当するものの、権利の侵害には当たらないケースもあることを、具体的な事例を挙げて説明しました。

    生成AIを使用してコンテンツを作成する際の注意点として、AIの学習自体には既存著作物の利用が認められているものの、生成されたコンテンツが既存著作物を想起させるほど似ている場合、著作権侵害になる恐れがあると指摘しました。また、既存の著作物に依拠した類似コンテンツを作成した場合も、著作権侵害になる可能性があると注意喚起しました。

    さらに、裁判官の判断には個人差があるため、同じ事案でも判決が異なる可能性があると述べ、中国では既に2万件ものAI関連の著作権訴訟があり、豊富な判例が蓄積されていることを紹介しました。日本ではまだ訴訟は出ていないものの、今後の動向に注目する必要があるとしました。

    最後に、教育現場における著作権の特別規定について触れ、授業に必要な範囲内であれば複製が可能だが、著作権の利益を不当に害してはならず、授業外に持ち出す場合は許諾を得る必要があると説明しました。

    まとめ

    AI技術の急速な発展に伴い、著作権に関する理解はますます重要になっています。特に生成AIの登場は、従来の著作権の概念を揺るがす可能性を秘めています。今回の講座は、生成AIと著作権に関する最新の情報を学ぶ貴重な機会となりました。今後、AI技術がさらに進化していく中で、著作権に関する知識をアップデートし続ける必要性を強く感じました。生成AIを利用する際には、今回学んだ内容を踏まえ、著作権侵害のリスクを理解した上で、適切な対応を心がけたいと思います。

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    AI時代に求められる教育とは何か?

    AIの急速な発展は、私たちの社会、経済、生活を劇的に変化させています。そして、この変化は「The Great Transition」と呼ばれる大きな転換期を迎えていると言えるでしょう。デジタルハリウッド創立者の杉山知之氏は、「ポストAI時代は到来しない」と述べ、AI技術の進化が継続する未来において、私たちがどのように文化を築き、社会を形成していくべきかを問いかけています。

    キーノート:3名の専門家が「The Great Transition」を語る

    本フォーラムのキーノートには、以下の3名の専門家が登壇します。

    • 安野貴博氏 (AIエンジニア、起業家、SF作家): AIが人間社会のコミュニケーションをどのように変えていくのか、そしてAIが様々な物事のやり方を変えるポテンシャルについて、東京都知事選での実践例を交えて語りました。
    • 岡瑞起氏 (筑波大学准教授、人工生命研究者): 人工生命研究の知見とOpen-endednessの概念から、未来の創造プロセスと社会のあり方を探ります。創造性の概念がどのように変化していくのか、その未来像を提示しました。
    • 藤井直敬卓越教授 (デジタルハリウッド大学大学院): 脳科学者の視点から、「The Great Transition」における教育の役割について、他の2名のスピーカーと共に議論を深めました。

    続く特集もお楽しみに!

    #上原伸一  #近未来教育フォーラム #教育 #AI #人工知能 #TheGreatTransition #デジタルハリウッド

    https://j.aicu.ai/MagV3

    https://j.aicu.ai/MagV6

    Originally published at https://note.com on Nov 30, 2024.

  • 「CGWORLD vol.315」画像生成AIによる表紙メイキング、大公開。

    2024年10月10日発売、CGWORLD vol.315 (2024年11月号)の表紙の制作に、AICU代表・白井暁彦が画像生成AIによるアートを提供いたしました。
    本稿ではその制作の裏側、画像生成AIによる商業出版およびVFX技術の実際の進行とワークフローを紹介したいと思います。

    ★本件は白井個人への依頼制作であり、個人クリエイターとしての寄稿となります。

    デジタルハリウッド大学30周年おめでとうございます。

    https://amzn.to/4dKt3jP

      実は、画像生成は全てStable Diffusion,  Stability AI APIで行っています。

      クレジットをご記載いただきました。

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      本稿ではその制作の裏側を紹介させていただきます。

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      杉山知之学長によるコンセプト解説です。

      1994年年末のデジタルコミュニケーションの夜明けから30年、歴史的な様々なトピックがありましたが、その世界が暮れていきます。だから、夕日をバックに、新たな夜明けを見る方向に向かって座っています。新たな夜明けは、AIと暮らす世界、シンギュラリティ・エラの到来を告げます。表4にキャラクターを乗せるアイデアは白井暁彦先生からです。メタバースなど様々なデジタル空間にパラレルで生きる姿の象徴です。アバターを引き連れて、新たな世界へ行きます(杉山学長)

      ・画像生成AIサービス
      背景・人物:Stability AI API, 主に Stable Image Ultra、Google Colabでの独自開発システムにより生成

      ・プロンプト(一部抜粋)
      背景:hippy style, (photoreal:2), futuristic, orange toned urban sight scene, cyber worlds with a nature fusioned, skyscraper buildings. seed = 59.
      人物:cyberpunk-themed mechanical robotic guitar hero, with a headset, neon-lit circuit tattoos on face, glowing white lines, looking at viewer, smile, passionate 40 years old man, prosthetic hand, with artificial respirator, with a super detailed guitar, color scheme of orange, dramatic orange and white lightings, intense expression, super detailed mechanical design,

      プロンプトによるtext to imageだけではなく、様々な技術を駆使していますが、まずは画像生成以外の制作の裏側を可能な限りで紹介していきたいと思います。

      最新のVFX技術による実写撮影

      まず、この杉山学長は本物、御本人による撮影です。
      2021年にALSを発症された杉山知之先生は、現在、人工呼吸器と車椅子の上で学長業務を遂行されています。

      祝辞などは本人の人工合成ボイスで行われています。

      https://note.com/dhu/n/nb71507b6921a

      筋肉の自由が奪われたとしても、呼吸を奪われたとしても、CG・VFX技術により、3D高解像度アバターや人工合成ボイスによって、人々に礼をして、若き才能を称賛する姿は、勇気を与えます。そう、これはALSという難病だけではなく、我々高度長寿化社会を生きる人生そのものをみているのかもしれないのです。

      人は生きるうえでは、社会とコミュニケーションしていかねばなりません。
      その姿をいかに、楽しいものにしていくか、挑戦の日々が続きます。

      御本人による直接のディレクション

      まず本件は、杉山知之学長自身のFacebookメッセンジャーによるDMによって直接のディレクションが行われました。

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      https://note.com/mojo_sugiyama

      依頼は2024年8月16日17:41に届いたメッセージからはじまりました。

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      左が杉山学長、右が白井です。

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      Google DriveでCGWORLDの表紙レイアウトが届きました。
      間に、だれも、仲介や介在はいません。

      その日のうちに作ったプロト

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      代表的な1枚をお送りしていますが、DriveのURLには専用の画像生成システムから生成した高品質画像が100枚ほど収められています。

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      杉山学長の公式写真をベースにスタイル学習を行い、さまざまなポーズ、衣装、表情、レイアウトのバリエーションを作っていきます。
      シードとプロンプトを固定して、再現性を高く探求しています。

      たとえば1つのファイルを紹介します。

      “S40_PP_neon-punk style….MF0.50.png”というファイル名に、シードや処理の系統、プロンプトの一部が埋め込まれています。

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      Stability AI APIと公式のGoogle Colabノートブックがベースになっていますが、その中の最新APIのなかでも特に高品質な「Stable Image Ultra」と、その公式サンプルが使われています。

      https://platform.stability.ai

      公式サンプルの状態では、画像の保存やプロンプトの探求は難しいので、画像の生成やスタイル学習のサンプルを改造して、以下のような機能が追加されています。

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      ・APIキーの自動参照(セキュリティ機能)
      ・Google Driveへの画像保存
      ・プロンプトの3分割
      ・シードとフィデリティの制御

      テキスト画像生成だけでは制御性の高い画像は作れません。また未来的な雰囲気、杉山先生のヒッピーカルチャー、ギターなど難度の高い要素も盛り込んでいきつつ、画風としても写実性とキャラクターイラスト風を交えていきます。

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      今回、ALSである現実を、そのまま世間にさらしたいという気持ちがあり、車椅子に乗って喉にパイプを通している姿は写真で行きます。 しかし白井先生の生成した人物を見ると、市民全員が高度に発達したVision Proのようなデバイスを付ければ、それぞれの人物が観られたい姿に変容して、相手に見え、誰に観られるかによって姿が変わる世界が可能と感じます。

      (視線入力や呼気式入力装置で、こんなふうに長い文章を打つのがどんなに大変か…)と思いながら、返信していきます。

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      ・デジハリ風オレンジ
      ・表4(裏表紙)にアバターが登場するのもあり
      ・未来の自然と調和した街
      ・現実かメタバースかわからない感じ

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      (信じられてしまった……)

      これはとても大事なポイントではありました。
      人を信じる、作風を信じる、という信じ方はあるとおもいますが
      「感覚を信じる」という点で、バランス感覚や遊びの感覚、かっこよさなども委託されつつも、感覚への信頼・信用が相互にかかってくる感じです。

      遊びつつも、襟を正しつつ、世界観と品質と、心象風景の画像化、共有を繰り返していきます。

      最新のVFX技術による実写撮影

      初期の依頼から10日経過、日々の業務の中でもかなり忙しく制作をしている月末の土日のやり取りです。

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      どうやら撮影手法が珍しいことになりそうです。

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      こんな動画が届きました。

      横浜のスタジオWADAYAさんは、デジハリ卒業生による運営です。
      とてもポップで楽しい感じの動画が、撮影環境を見事に説明してくれていて助かりました!

      WADAYA Studio80 https://wadaya.info/

      ちょうどこの8月末はこんな出来事が並列していました

      https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html

      https://youtu.be/bD0Kp5PiP8o

      https://note.com/o_ob/n/ne4d9735ab5cb

      会社として編集長としての制作をバリバリこなしながらも、ちょこちょこ個人としての制作や発信も行っているところが読み取れましたら幸いです。

      本制作のワークフローと「裏側のキャラクター」について

      さて、いよいよ本制作のワークフローです。
      詳細を解説していきます。

      最終的な完成品、表4には印象的な未来都市の夕暮れ、そして小さな人物があしらわれています。

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      これは、サイバネティクス技術を駆使して生き生きとエレキギターを演奏する未来の杉山学長アバターです。人工呼吸器、胸のジェネレーター、義手、顔のマスクなどは私の趣味です。

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      このキャラクターにたどり着くまでのプロトタイプも紹介しておきます。

      美しい猫耳をもったビジュアル系ロックバンドのギタリスト。
      ギターのフレットが別次元になっているのですが、全体的に美しい。

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      元気なお年寄り。これも美しいけどなにか違う。

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      逆に若返らせてみたり、

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      ハッスルさせてみたり。

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      杉山学長の意思として「ALSである現実を、そのまま世間にさらしたいという気持ち」と、この美しくて元気なキャラクターたちは、何か方向性が違うことに気づきます。筋肉に指令を出す神経が難病により歩くことも呼吸すらもできなくなるという現実や、70歳という年輪、そして「市民全員が高度に発達したVision Proのようなデバイスを付ければ、それぞれの人物が観られたい姿に変容して、相手に見え、誰に観られるかによって姿が変わる世界が可能と感じます」というメタバースの30年という歴史を振り返って、私自身と杉山先生の30年を振り返ってみました。

      まず描くべきは、世界。

      未来都市のメタボリズム、自然との調和。そしてオレンジ。
      更に私の中での杉山先生に見え隠れする「ヒッピー文化」(私自身が60年代米国文化に憧れがあったのかもしれません)そういったものをまずはプロンプトにして世界を描いていきます。

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      未来の御茶ノ水ソラシティを思い描いたり、

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      自然との調和に重きをおいてみたり、何十枚も生成していきます。

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      そうしてベースラインとして選択された1枚がこちらでした。

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      「水没都市の夕日世界」(S59)

      これで描くべき世界が決まりました。
      作品名は『水没都市の夕日世界』(S59)です。
      「S59」とはシード番号です。同じモデル、同じシード、同じプロンプトで再現性があります。

      仮のレイアウトとトーンを出していきます。

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      ちなみに白井は写真工学の出身であり、白黒写真は高校時代からの積み上げがあります。プロをたくさん輩出した有名な「写真部」に所属し、白黒写真のトーニングやレタッチは3年ほど積み上げがあり、写真作品でちょっとした賞をもらったり、街の現像店を任されるぐらいのスキルはありました。さらにそのバイト代で買ったMacとPhotoshop2.0、2.5、3.0のあたりでデジタルに移行して写真部の仲間からは「異端扱い」されます。それがちょうど30年前の21歳のときに経験した出来事です。漫画を描いたり、ミニコミ誌を作ったり、いまの画像生成AI時代の狂乱に似たようなムーブメントがデジタルクリエイションの世界に起きていました。
      大学4年生のとき、日本バーチャルリアリティ学会設立総会での基調講演で、「デジタルハリウッド構想」をホリプロ所属のバーチャルアイドル「伊達杏子 DK-96」や長野オリンピックでのボブスレーシミュレータなどとともに熱量込めてお話する数学出身の杉山先生との出会いでした。

      https://tachilab.org/jp/addendum/vrsj.html

      まさかその25年後に白井がそこで教鞭をとるとは考えてもいなかったのですが、運命とは不思議なものです。そう、まるで魅力的なバンドメンバーを引き入れていくボーカリストのような杉山先生やその仲間たちを描かねば。
      たとえ使われなくても、リアルだけど、美しすぎず、かつその世界で「わいわいしている」、楽しそうな、コンヴィヴィアリティ※があるキャラクターを描かねば……!

      ※「コンヴィヴィアリティ」については杉山知之先生執筆の「私のコンピュータ文化史 TOKYO1964 – TOKYO2020」という論文を引用しておきます。

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      DNA “Entertainment. It’s Everything!”

      https://school.dhw.co.jp/about/dna.html

      創立から30年。
      開学のころからずっと変わらず伝えていることは『すべてをエンタテインメントにせよ!』ということ。
      受講生・卒業生だけでなく、講師・スタッフのモットーでもあります。
      卒業制作のクオリティはもちろん、1回の授業の組み立て方、就職活動のあり方、卒業後の仕事まで、すべてをエンタテインメントになるまで追求する文化がここにあります。
      「すべてをエンタテインメントにする!」という強い思い。それが世界中で活躍する9万人の卒業生に共通するDNAです。

      https://school.dhw.co.jp/about/dna.html

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      ……と思う存分、遊んでいるように見えるかもしれませんが、実際には大真面目です。しかも激務のさなかです。神奈川県「ともいきメタバース講習会」という障がい者向けクリエイティブワークショップの開発などの現場指揮を行いながらの制作でした。
      全てをエンターテインメントにしないと、やってられないよ!!

      現場撮影用の画像

      さてWADAYAスタジオさんでのLEDディスプレイウォールスタジオでの撮影です。残念ながら白井はワークショップの開発があったので立会はできない日程なので、撮影現場に任せるための素材をお渡しして祈るしかありません。
      3000mm x 1686mmの高輝度高ピッチLEDウォールスタジオを背景に、

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      ここに未来都市を配置して、杉山先生が車椅子でやってきます。

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      専門のライティング担当さんもいらっしゃる。

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      用意すべきはこのレイアウト案を示しつつ、レイヤーを分けた素材もわかりやすく提供する必要があります。しかもスマートに、Google DriveのURLだけでお渡ししたい。

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      Stability AI APIのフル活用

      もともと商用利用できるプロフェッショナル向けAPIでもあるStability AI APIですが、具体的にはこんな使い方もあります。「背景除去」です。

      一見なんということはない「背景除去」なのですが、

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      実はそんなことはありません。
      ウェービーヘアの銀髪は、マスクを切るのがとても大変です。

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      ですが、このマスクは背景除去(Remove background)ですぐに生成できました。もはやPhotoshopよりもGoogle Colabのほうが便利なときもあるのです。

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      さらに印刷原稿を想定して、高解像度化を行っていきます。
      こちらも Stability AIのUpscale機能を使って高解像度化、特にConservative(コンサバ=保守的)なアップスケールを行います。この際は、生成に使ったプロンプトを再利用します。

      hippy style, (photoreal:2), futuristic, orange toned urban sight scene, cyber worlds with a nature fusioned, skyscraper buildings,

      (photoreal:2)とは、Stability AI APIにおける強調構文です。

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      この時点でも高解像度ですが「商業誌の表紙」という、最高品質印刷原稿を想定して、さらにAUTOMATIC1111の Extraを使って高解像度化していきます。

      BG02026-16448×9408.png (186.7MB) という強烈な解像度ですが、ご興味あるようでしたらダウンロードしてみてください。

      全てが終わったのは朝の5時ですね。
      Google DriveのURLをお届けして祈りました。

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      商業誌の制作を「商業政策」と間違えて書くぐらいには疲れていたようですが、「クリエイティブのヤマ」を超えた清々しさが伝わったようでしたら幸いです。

      SD黄色本」で長年お世話になったAUTOMATIC1111の超解像化技術が、最後の最後の品質に貢献したことは特筆に値すると思います。

      全ての画像生成AIの貢献者、オープンソース開発者に感謝を述べさせてください。

      撮影の現場より

      後日談としてWADAYA Studioの和田圭介さんより写真とメッセージが届きましたので紹介させていただきます。

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      特に問題は無いのですが、僕がデジタルハリウッドを卒業しているわけではなく、創立3年目に入社した、元スタッフです。 デジタルコンテンツについては、杉山先生の教えで、この道にたどり着いたので、杉山先生の教え子であることには間違いないと思います(笑) ある意味、スタッフも含め卒業なんででしょうね。 ありがたいことに退職した後も、杉山先生からはいろいろなご相談お声掛けをいただき、20周年の時は、メッセージ映像を撮影し、そして30周年でこのコラボレーションが実現しているのが、何とも感慨深いのです。 デジハリからいただいた、この3人の縁も含めて、それを活かして何かしていかなければいけないなと、再度えりを正しました。 これからが楽しみです!!

      WADAYA Studio 和田圭介さんより

      (テスト撮影のデータから)

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      どう考えても「Entertainment, it’s everything!」なDNAが感じられる会社紹介ですね。今後もよろしくお願いいたします。

      さいごに:画像生成AIの過去と未来と人類のクリエイティビティの1ページによせて。

      以上、1998年からCGの世界、世界のCGを届け続けてきた「CGWORLD」さんの表紙、しかも日本のCG・デジタルクリエイター教育とともにあるデジタルハリウッドの30周年を記録する特集、さらにそれを最新のLEDディスプレイウォールによるインカメラVFXで撮影するための画像生成AIによる世界素材の提供…というクリエイター冥利に尽きる仕事の一部始終を個人ブログ形式でお送りさせていただきました。

      この30年、テクノロジー、デジタルツール、生成AIによって楽になったこともあります。しかし、クリエイターはその効率化によって生まれた時間を余暇に費やすのではなく、制作やクオリティ、そして「不可能を可能にする挑戦」に費やしていきます。その姿勢は30年経っても何も変わらないと思います。

      さらに、画像生成AIは、世界中の画像という画像を食べて育った化け物です。イラストやデザインだけではありません。写真出身の私にしてみれば、「写真表現とは何か」を常に突きつけられてきた30余年です。Stable DiffusionやStability AIのAPIに何か言いたいことがあるひとはたくさんいると思います。しかし世界中のクリエイティブをLatent Spaceに詰め込んで、高品質、かつ高速なAPIを提供し、新たな人類のクリエイティビティに挑戦させていただいて、さらに商業利用可能であるとなると、それはホビーでもなんでもなく、プロのクリエイターとして勝負せねばなりません。
      ローカルのGPUも、APIのクレジットも、糸目なく投じて、きちんとクリエイターとしてCGの歴史に爪痕を残す仕事ができたようであれば幸いです。

      なお、公開当初からのStable Diffusion、そしtStability AIのAPIの使い手としてはこの技術を伝承するために、毎日のように個人ブログやAICU mediaを通して解説を発信していることはお気づきかと存じます。

      さらに、こちらの動画教材としてはColosoからこちらのラーニングメディアで公開予定です。
      ■「超入門:Stable Diffusionではじめる画像生成AI」
      https://j.aicu.ai/AICUXColosoJP

      書籍「画像生成AI Stable Diffusion」(SD黄色本)もおかげさまで好調であり、まだまだお問い合わせやサポートなどを通して読者の皆様と交流させていただいております。

      今後、広告、グラフィックス、ゲーム、漫画やアニメといった分野に画像生成AIは一般的に使われるようになるでしょう。

      その時に、これらの作品は、枯れ葉や土壌のような存在になっている事でしょう。それでいいんだとおもいます。
      でも、クリエイティブAIの使い手として、大事なことは道具や、その使い方だけじゃないんです。
      「おもしろそうだな」「やってみよう」「すごいね」「かっこいいね」「おもしろいね」「もっとすごいものがつくれそう」「ぼくもやってみたよ」そういった「つくる人をつくる」という心に火を付ける活動そのものが、きちんと作品を通して他の人の心に伝わったか?それが大事なんです。

      そしてクリエイターの世界は真剣です。偉かろうが、社会的に立場があろうがなかろうが、上手であったり、美しかったりも大事ですが、それだけではなく、最終的なアウトプットにどれぐらいのピクセルが露出するのか、しないのかといった効率だけでなく、その世界とか、メッセージとか、コンテキストとか、モチベーションとか、恥ずかしがらずに馬鹿になってやり続けることが、とても大事だったりします。

      デジタルハリウッド30周年、「CGWORLD」26周年、おめでとうございます。今日、本誌が物理的に届きましたが、その重さ、厚さ、関わった人の多さとニオイに咽んでおります。今後とも、この分野の皆様のご健勝ご盛栄をお祈り申し上げますとともに、この個人ブログの筆を置きたいと存じます。

      謝辞:ご依頼いただいた杉山知之先生、クレジット、およびCGWORLD本誌に掲載できなかったメイキング公開へのご快諾、また本寄稿へ「CGWORLD」のロゴ利用などご許諾いただきましたCGWORLD編集部の藤井さま、ありがとうございました。
      Stable Diffusion開発チーム、Stability AI APIおよびStability AI Japanの皆様、特にご支援いただいたJerry Chiさん、ありがとうございました。この場をお借りして感謝の意を記させていただきます。

      Thank you to the all of Stable Diffusion development team, Stability AI API and Stability AI Japan, and especially to Jerry Chi for your support. I would like to take this opportunity to express my gratitude.

      AICU Inc. 代表・白井暁彦, Akihko SHIRAI, Ph.D (@o_ob)

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      ▼デジタルハリウッド 創立30周年記念ページ

      https://www.dhw.co.jp/30th

      ▼杉山先生の音楽ブログ「Sound Scape of Mojo」
      画像生成によるカバーアートも見どころですね!

      https://note.com/mojo_sugiyama/n/n600cce7f4b69

      Originally published at https://note.com on Oct 9, 2024.

    1. [速報]AICU CEO白井が「ChatGPTとStable Diffusion丸わかりナイト」に登壇いたしました

      [速報]AICU CEO白井が「ChatGPTとStable Diffusion丸わかりナイト」に登壇いたしました

      2024年5月30日(木)に、デジタルハリウッド大学本校にて開催された「ChatGPTとStable Diffusion丸わかりナイト」に弊社CEO白井暁彦(@o_ob/しらいはかせ)が登壇いたしました!

      https://ai-maruwakari-night.peatix.com/

      デジタルハリウッド大学大学院教授の橋本大也先生、特任教授の弊社CEO白井暁彦が、近日それぞれ発売した書籍に関する講演、トークイベントを実施しました。

      『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(橋本大也教授著)
      『画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド』(AICU media (著), 白井 暁彦 (著))

      ChatGPTとStable Diffusionを中心に、文章、画像、音楽、動画の生成AIの面白さ、可能性について熱く語られ、本を読んだ人も読んでいない人も、学生も社会人も、生成AIの最新事情をアップデートできるイベントとなりました。

      書籍執筆に使われた蔵出し資料の数々!

      参加された方の感想
      「2時間びっしり濃い内容すぎて、消化しきれませんでした・・・」
      「楽しかった!」
      「頭のいい人…じゃなくて…頭のおかしい人の情報量…」

      本人曰く「40分強の講演に実に244枚のスライドがあるんだ」とのこと

      https://note.com/o_ob/n/n930c390b6dfa

      1分あたり6.1枚、だいたい10秒1枚という計算なんですね!(慣れた)

      終了後のサイン会でも沢山の方が購入されました。

      購入された方のご感想
      「実はKindle版も購入していたのですが、これはリアル本であったほうがいい!&先生のサイン付き✨ということでゲットできて良かったです😊」

      ご参加・ご購入ありがとうございました。

      詳細のレポートをお楽しみに!

      Originally published at https://note.com on May 30, 2024.

    2. #SD黄色本 サイン本即売会も開催!生成AI書籍人気著者の2人が語る「ChatGPTとStable Diffusion丸わかりナイト」

      #SD黄色本 サイン本即売会も開催!生成AI書籍人気著者の2人が語る「ChatGPTとStable Diffusion丸わかりナイト」

      人気著者が語る生成AIの魅力

      デジタルハリウッド大学の橋本大也教授と、デジタルハリウッド大学特命教授でAICU media編集長でもある白井暁彦CEOが、それぞれのベストセラー書籍をもとに、ChatGPTやStable Diffusionなどの生成AIの最新動向を紹介します。また、イベントでは両著者の最新刊 #SD黄色本のサイン本即売会も実施されます。

      イベント詳細

      日時: 2024年5月30日(木)19:30~21:30(開場19:00)

      会場: デジタルハリウッド大学 駿河台ホール(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3階)

      参加費: 無料

      定員: 150名

      申込み: イベントページ

      https://ai-maruwakari-night.peatix.com

      登壇者プロフィール

      白井暁彦(Akihiko Shirai, PhD /しらいはかせ)

      エンタメ・メタバース技術の研究開発に関わる研究者、ホワイトハッカー作家、米国スタートアップ「AICU Inc.」「Hidden Pixel Technology Inc.」のCEO。東京工芸大学写真工学科卒、同画像工学専攻修了。キヤノン株式会社とグループの研究所より生まれた英国・Criterion Software にて世界初の産業用ゲームエンジン「RenderWare」の普及開発に参加、その後、東京工業大学知能システム科学専攻に復学。博士学位後、NHK エンジニアリングサービス・次世代コンテント研究室、フランスに渡りENSAM 客員研究員、国際公募展Laval Virtual ReVolution の立ち上げ、日本科学未来館科学コミュニケーター神奈川工科大学情報メディア学科准教授を経て、2018 年よりデジタルハリウッド大学 大学院客員教授 およびグリー株式会社GREE VR Studio Laboratory Director。

      スマートフォン向けメタバース「REALITY」を開発・運用するREALITY 株式会社の立ち上げを通して、Virtual YouTuber などXR ライブエンタメ技術のR&D、国際発信など、メタバースエンタテイメントの未来開発や知財創出を中心に、自らエンタテイメントのライブプレイヤーとして世界に向けた開発・発信活動方法論化しながら世界中のエンタテインメント技術業界に数百人の規模でクリエイターを育成している。2023年よりデジタルハリウッド大学発米国スタートアップ企業「AICU Inc.」CEO。生成AI時代に「つくる人をつくる」をビジョンに英語、日本語、フランス語、プログラミング言語などでオープンな作家活動を続けている。日本バーチャルリアリティ学会IVRC 実行委員会委員。芸術科学会副会長。

      著書に『WiiRemote プログラミング』(オーム社)、『白井博士の未来のゲームデザイン – エンターテインメントシステムの科学-』(ワークスコーポレーション)、『AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion』(インプレスR&D)他。

      橋本大也(Daiya Hashimoto)

      デジタルハリウッド大学教授兼メディアライブラリー館長。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。ブンシン合同会社CEO。翻訳者。IT戦略コンサルタント。ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育とITの領域でイノベーションを追求している。デジタルハリウッド大学大学院では「テクノロジー特論 Bデータ」、多摩大学経営大学院で「先端テクノロジー・マーケティングイノベーション」を教える。2024年1月デジタルハリウッドで生成AI教育プログラムを開発するブンシン合同会社CEOに就任し、生成AIの活用を教える「プロンプト・エンジニアリング・マスターコース」を創設し、自ら主任講師として教鞭をとっている。その他に、洋書を紹介するブログを運営しており、『WIRED』日本版などのメディアに書評を寄稿している。

      書籍の概要

      頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(橋本大也 著)

      • 人気のカテゴリー
        • 情報社会
        • メディアと社会
        • ナレッジマネジメント

      画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド』(白井暁彦 著)

      • 人気のカテゴリー
        • デザイン
        • コンピュータサイエンス
        • 人工知能

      これらの書籍は大学のメディアライブラリ(図書館)にも配架されています。

      イベント参加のメリット

      このイベントに参加することで、生成AIの最新情報を直接学ぶことができます。また、デジタルハリウッド大学の専門家からの貴重なインサイトを得ることができ、ネットワーキングの機会も豊富です。さらに、#SD黄色本のサイン本を手に入れるチャンスもあります。

      まもなく定員の150名に到達します

      申込みは無料、イベントページへ。

      https://ai-maruwakari-night.peatix.com

      当日はAICU mediaのスタッフに会えるかも?

      書籍:画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド