2024年4月13日、シンプルな UI で幅広く使われるオープンソース画像生成WebUI「AUTOMATIC1111/Stable Diffusion WebUI」の最新版v1.9.0 がリリースされました。
主要なリリース日本語訳
- サンプリングステップではなく、モデルのタイムステップに基づいてリファイナーを切り替えるようにした。
- ツリービューの代わりに古いスタイルのディレクトリビューを表示するオプションを追加した。
- コールバックの順序を変更するためのUIを追加し、拡張メタデータでコールバックの順序を指定できるようにした。
- SDXL-Lightningモデル用のSgm統一スケジューラを整備した。
- メインUIでのスケジューラ選択をできるようにした。
- “open images directory “ボタンが実際のディレクトリを開くようにした。
詳細リリース&修正 日本語訳
- LyCORIS BOFTネットワークの推論をサポート
- 追加ネットワークカードの説明をデフォルトでプレーンテキストに
- 追加ネットワークのハンドルのサイズを変更
- cmd args: と ( — unix-filenames-sanitization — filenames-max-length)
- 余分なネットワークのパラメータを生のJSONではなくHTMLテーブルで表示するようにしました
- LoRA/LHA/LoKrに対するDoRA(weight-decompose)のサポートを追加
- 最終世代のプロンプト履歴を無効にするコマンド引数’ — no-prompt-history’を追加
- 置換プレビューのプレビューを更新
- エクステンションのアクティブなgitブランチの更新のみを取得するようにした
- アップスケールの後処理UIをアコーディオンにした
- URLをドラッグドロップしてインフォテキストを読み込めるようにした
- キャッシュにdiskcacheライブラリを使用
- エクストラタブでPNG-RGBAを使用可能に
- safetensorsメタデータに埋め込まれたカバー画像をサポート
- NNアップスケール使用時の割り込みを高速化
- エクストラアップスケーラー: 出力画像の最大辺の長さを制限する入力フィールドを追加
- Extrasタブにポストプロセッシングオプションを非表示にするオプションを追加。
API関係リリース日本語訳
- ResizeHandleRow — 列のスケールパラメータをオーバーライド可能に
- script_callbacks.ui_settings_callbackをより早く呼び出すようにした。extra-options-section組み込みの拡張機能で、存在しない設定を使用した場合にuiが強制終了するのを修正。
- zoom.jsをwebuiのコンテキスト外で使用できるようにしました。
- metadata.iniで拡張機能名のバリアントを許可するようにした
- UIスクリプトのリロードをオプションにし、デフォルトではオフにする。
- txt2imgと同様に、img2img関数の最初にrequest: gr.Requestを追加。
- utilとしてのopen_folder
- 拡張機能のスクリプトファイルをインポートできるようにした (import scripts.<ファイル名>)
AUTOMATIC1111ユーザー分析
最近は、Stable Diffusion を使用している人の中で ComfyUI や Fooocus といった Web UI も広く使われてきていますが、A1111 も多くのユーザーに愛されています。
あわせて Stability Matrix も自動アップデート対応
原稿執筆時点の最新版 Stability Matrix v.2.10.1においても自動アップデートで対応済みでした。
A1111の下部にこのように表示されています。
目立ったUI変更はなさそうです。
サンプリングステップではなく、モデルのタイムステップに基づいてリファイナーを切り替える点とSDXLのスケジューラーは画作りに微妙な影響がありそうです。
📁ボタンによって画像保存先が開けるようになったのは嬉しいですね。
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Originally published at https://note.com on April 19, 2024.